結婚式場が決定したら次はいよいよ打ち合わせが始まります。
結婚式当日が滞りなく、大成功するかどうかは、この準備期間がとても大事!
なにを!いつまでに!決めなければいけないのか知ってスムーズに打ち合わせに取りかかれるように予習をしておきましょう。
経歴
結婚式場でプランナーとして5年勤務。現在はブライダルジュエリーショップにて、婚約指輪・結婚指輪の販売を担当。ブライダル業界全般に携わった経験から、プレ花嫁のお悩みに寄り添ったブライダルアドバイザーとしても活躍。
趣味
愛犬との散歩
結婚式の打ち合わせってどんなことをするの?
結婚式の打ち合わせでは、料理や引き出物の内容決め・挙式や披露宴の演出決めが中心。ですがその他にも内容は細々と多岐にわたります。
式場の担当プランナー以外にも衣装コーディネーターやフローリスト、カメラマン、司会者などの専門スタッフとの打ち合わせも。式場によって進め方や内容は多様ですが、「一般的な打ち合わせ」を紹介します!
初回打ち合わせの内容とは?
ドキドキの初回打ち合わせ。実は初回ですることは意外とほとんどないのです!これから結婚式当日までの流れや打ち合わせスケジュールの確認といったところ。
ただ次の打ち合わせからは本格的に結婚式の内容についての話し合いが始まりますので、それまでに具体的にやりたいことのイメージや希望を膨らませておきましょう。この本格的な打ち合わせが始まるのはおおよそ4〜5ヶ月前です。
打ち合わせの回数は?
平均5回!式場により、または結婚式の規模によって打ち合わせのボリュームは違いがあるようです。
打ち合わせ回数が特別決まっておらず、ふたりに合わせて進めてくれるところもあります。ですが規定回数を超えると料金が発生する式場もありますので要確認を!
仕事の都合や遠方に住んでいるなどの理由により、式場に何度も足を運ぶのが難しい場合は回数を少なくして打ち合わせをまとめることも可能!逆に長時間ではなく、細かく分けて打ち合わせしたい場合も希望があれば、そのようにスケジュールを組んでくれますので相談してみましょう。
打ち合わせ前にやっておいたほうがいいこと
結婚式場を契約〜実際の打ち合わせが始まるまで、やっておいたほうがいいことがたくさん!
ゲスト選定
結婚式について考え始めた時点で、呼びたい人の顔はある程度思い浮かんでいるのでは?ここからは誰をどこまで呼ぶのかのピックアップ・決定をしていきます。親戚に関しては親御さんを中心に決めてもらいましょう。
呼びたいゲストが確定したら「結婚式への出席のお願い」と「住所のリサーチ」を。後々、招待状をスムーズに送れるように下準備が大事です。
役割をお願いする人の検討
結婚式当日はゲストにいくつかの役割をお願いすることになります。受付・祝辞・乾杯発声者・余興など。これが早めにわかると演出などの進行が組みやすくなりますし、依頼されたゲストも心構えができます。
テーマや雰囲気を考える
テーマや雰囲気を決めると、結婚式に対するイメージがグッと現実味を帯びてきます。
一番はじめに決める招待状や席次表のデザインも選びやすいですし、会場のコーディネートや装花も考えやすくなります。〔かわいい・ゴージャス・ナチュラル・和テイスト〕などざっくりしたもので構いません。好みの雰囲気について考えてみましょう。
演出でやりたいこと
結婚式の演出関係は金額が大きく左右される部分。そして結婚式全体の雰囲気にも影響してきます。いざ演出の打ち合わせにノープランで臨むと、やりたいことやこだわりが出せずに終わってしまうなんてことも。
ドレスの色当てゲームをしたい、バルーンリリースをしたい、ガーデンでのデザートブッフェをしたいなど気になることは何でもメモしておくこと。もしそれが実現不可能だった場合でも、早めに検討しプランナーに伝えておくことで代替案が生まれるはず!
打ち合わせのスケジュールを確認
結婚式を迎えるまでの時間軸に沿って、どんな内容の打ち合わせをするのか見ていきましょう。
結婚式場決定〜半年前
約一年前に式場が決定したのち、早速打ち合わせが始まるかと思いきや、実は結婚式の具体的な内容についての打ち合わせは結婚式の4〜5ヶ月前からになります。なので本格的な打ち合わせが始まる前のこの時期にやっておきたいのが、前述したゲスト選定〜やりたい演出を考えること!
そしてそれと並行してあるのが花嫁の1番の楽しみでもある衣装選び。衣装選び自体は3〜5回ほどドレスショップに足を運ぶ必要があります。衣装が決まるとそれに合わせて会場のコーディネートやペーパーアイテムの雰囲気を考えやすくなるので衣装決定は早いに越したことはありません!
▷初めてのドレス試着に行く前の心構え。知っておくと安心なコト
4~5ヶ月前
- 招待状のデザイン決め&郵送準備
- 衣装確定
このタイミングで招待状の準備がスタート。事前に招待客のリストアップと郵送先を把握しておく必要があります。招待状の組み込みや宛名書きもありますので早めに余裕を持って準備できると安心。
またすでに検討していた衣装はこの時期には決定しているとベスト。次から始まる会場のコーディネート打ち合わせや前撮りの日程検討に大きく関わってきます。
2~3ヶ月前
- 挙式・披露宴の演出内容検討
- 料理・引き出物の決定
- 新婦のヘアメイク・ブーケ決め
- 装花・テーブルクロスなどのコーディネート決定
- 写真(アルバム)・映像の内容決定
この1ヶ月間は検討と決断をする打ち合わせが一気に増えます。
「これまでにもっと話し合っておけばよかった!時間が足りない!」と焦る声をよく耳にする時期です…。比較的余裕のある”契約〜式半年前まで”の期間を、有効活用するのが吉◎ 希望の演出内容や使いたい花の種類、ヘアメイクの下調べなど、候補をあげておくだけでも後にバタバタ慌てることがなくなります。2ヶ月前は決定をするだけが最も安心です。
また料理や引き出物に関しては結婚式の内容の中でも親御さんが特に気になるところ。自分たちだけで決めてしまわずに両家に都度、確認をとりながら進めていきましょう。
1ヶ月前〜2週間前
- 席次表の決定
- 司会者と打ち合わせ
- BGMの決定
- 打ち合わせ内容の最終チェック
- 最終見積もり確認
ゲストの出欠もほぼ確定できる段階なので、誰がどのテーブルに座るのかを決定して席次表を完成させて印刷に移っていきます。
今まで保留にしていた内容の最終決定や変更点があればここまでがリミット。そしてほぼ結婚式の打ち合わせは最後になるので最終見積もりを受け取ります。
10日前~前日
- 持込品を預ける
- 支払い(最終見積の半額以上)
- お礼(受付、挨拶など)、お車代の準備
- 謝辞や両親への手紙の準備
いよいよ準備も大詰め。前回までで結婚式の内容については確定ができていますので、残すは細かい部分の用意。
支払いは総額に対してどのくらいの割合の金額を納めるのかは式場によって異なります。最終見積をもらう時に支払い方法を含めて説明があるはずなので、よく聞いておきましょう。
まとめ
結婚式の打ち合わせでは下準備が必要不可欠!適切な時期に決めるべきことを決められずにいると、どんどんやらなければいけないことが迫ってきますし、決まっていないことが多いと見積もりも出るのが遅れてしまいます。後々になって焦らないように早めの相談・検討がおすすめ!
結婚式の打ち合わせが本格的に始まる前でも、ゲスト選定や結婚式でやりたいことを考えるなど、できることはたくさんあります。
準備が間に合わなくて焦ることのないように、ふたりで協力しながらできることを早めに進めて後悔のない結婚式を挙げてくださいね!