結婚に関する一大イベントといえば『結婚式』
ゲストを招待して、ふたりの結婚をお披露目する一生に一度の大切な日ですから、自分たちの気に入った式場で結婚式を挙げたいですよね!
そこで、たくさんある結婚式場の中からどうやって一つに絞っていくのでしょうか?
結婚式場の決め方や見極めポイントを紹介します。
▷結婚式場見学に初めて予約する人必見!予約から当日の流れまでを確認
経歴
結婚式場でプランナーとして5年勤務。現在はブライダルジュエリーショップにて、婚約指輪・結婚指輪の販売を担当。ブライダル業界全般に携わった経験から、プレ花嫁のお悩みに寄り添ったブライダルアドバイザーとしても活躍。
趣味
愛犬との散歩
理想の結婚式について考えてみる
まずは情報収集から!HPや結婚情報誌を参考に “理想の結婚式のカタチ” を考えてみます。
挙式のスタイルや規模、こだわりたい演出などによって選択肢となる式場が変わってくるはず。
結婚式に対するイメージを膨らませながら、お互いの希望を共有しましょう。
結婚式をする理由は?
はじめに考えておきたいのは『なぜ結婚式をするのか?』
- 小さい頃から結婚式に憧れがあった
- ドレスを着てみたかった
- 親が結婚式を望んでいるので親孝行を兼ねて
- 世間的なケジメとして
- など理由はさまざまですが、それを軸として結婚式場選びをすると、ふたりの希望が叶えられる場所が見つけやすくなります。
挙式スタイル
大きく分けて挙式のスタイルは3つあります。
『チャペル式』・・・キリスト教に基づいて教会で行われる式で、いま最も人気の高い挙式スタイルです。専門式場・ゲストハウス・ホテルなど多くの結婚式場に教会が併設されていることが多く、選びやすいという側面も。
『神前式』・・・主に神社で行われる日本の伝統的な結婚式。和装を取り入れたい方や伝統を重んじて厳かな雰囲気の式にしたい方にはぴったり。式場に神殿が併設されている場合もありますが、数は多くなく、選択肢としては限られてきます。
『人前式』・・・宗教にとらわれない、自由な挙式が可能。神様でなくゲストに結婚の承認をしてもらうのでゲストとの距離感が近く感じられ、アットホームな雰囲気に。最近ではチャペル式に次いで人気のスタイルです。
挙式スタイルによって結婚式全体の雰囲気はガラッと変わるもの。ふたりの好みをすり合わせておきましょう。
予算
結婚式を検討するにあたって、早めに把握しておきたいのが結婚式にかけられる予算がどれくらいなのか。ここで気をつけたいのは結婚式にかかる費用総額がふたりの支払額ではないということ!
結婚式は親からの援助やゲストからいただくご祝儀を見込んで資金計画をします。それを踏まえて自身の貯金からいくら結婚式費用に充てられるのかを考えます。
それによって結婚式に誰をどこまでを招待して、規模がどのくらいになるのかが決まり、視野に入る式場も定まってくるはず。
▷結婚式費用ってどうやって工面するの?費用負担の実情がわかる!
時期
どのくらいの時期に結婚式をしたいのかも重要なポイント。時期によってもプランの金額や可能な演出も変わってきます。春や秋などの人気のシーズンで【大安】となると一年前から式場の予約は埋まりはじめます。希望の式場で希望の日取りとなると早めに式場選びを始めるに越したことはありません!
またふたりが【大安】【友引】などの六輝は気にしなくとも、親御様世代はお日柄にこだわりたい派が多い。会場はふたりの好きなところで!とお任せな親御様でもお日柄の相談はあらかじめしておくのがベターです。
こだわりポイントを探る
結婚式に対してもともと憧れがあった人もなかった人も、結婚式について深掘りしていくなかで、きっとこだわりたい部分が一つや二つは出てきたのでは?
- チャペルの大階段をゲストに祝福されながら降りたい
- フラワーシャワーをされたい
- みんなでバルーンリリースしてみたい
- ガーデンで自然を感じながらゲストと触れ合いたい
- わいわいと賑やかに楽しいパーティーにしたい
- 家族に感謝を伝えられる温かな雰囲気の式にしたい
- 年代に関係なく楽しめるよう、料理の質を重視したい
こだわりをあげるとキリがなくなりますが、そのなかでも特に重視したいところを優先順位をつけて考えよう。全てが叶うところは難しいかもしれませんが、ふたりの希望にマッチしやすい式場を候補にすると良いですね。
結婚式見学に参加してみよう
結婚式に対する希望や結婚式場のイメージが固まってきたら、いくつかピックアップして実際に結婚式場見学に足を運んでみよう!
式場見学は何軒くらい行くべき?
平均すると3~4軒の結婚式場に足を運んでいる方が多いよう。人生の中でも特に大きな買い物で何百万もする結婚式を任せる会場ですから、即決する必要はありません。施設面・金額面の両面をしっかり比較し、納得した上で決定を。
人気のコース料理の試食付き見学会であれば、おおよそ所要時間は3時間半ほどかかります。計画的な予定立てと、日数を開けすぎず記憶が鮮明なうちに比較検討するのがおすすめ。
理想が叶えられるか見極める
『会場の雰囲気が好みだった!』だけで決めてしまうと設備面や演出内容、立地などで後悔してしまう可能性も。自分達のこだわりは?妥協できるラインはどの辺りか?など1つ1つ当日を想定しながら考えてみるといいですね。
- 想定しているゲストの人数に対して会場は狭いor広すぎないか?
- 着たいドレスのブランドの取り扱いがあるかor持ち込みはできるか?
- 遠方の人から見ても行きやすい立地か、バスの送迎はあるか?
- 希望の挙式スタイルに対応しているか?
- 年配のゲストが多い場合、バリアーフリーは安心か、階段が多くないか?
- ガーデンやテラスでフリータイムがとれるか?雨天の場合は?
- 控室の広さは十分か、親族専用控室はあるか?
- 対応してくれたスタッフが信頼して大切な結婚式を任せられる人柄か?
理想に最も近く、条件の合う式場はどこなのかを探ります。契約後、打ち合わせが進む中で後悔しないように、式場を選びでの見極めが大切!
まとめ
『なぜ結婚式をするのか』、『結婚式で重視したいポイントはなにか』をふたりで話し合ってみてください。そこが明確になると候補となる結婚式場はグッと絞られてきます。こだわりたいところはカップルによってさまざま。結婚式に対するイメージを広げて、理想となる結婚式場を見つけましょう!
また結婚式はふたりだけでなく両家の家族の行事でもありますので、日取りや規模については早めに家族に相談すると安心!
ふたりが最高に輝く日となりますよう、素敵な結婚式場が見つかりますように。