結婚指輪を探し始めると頻繁に目に入る「つけ心地のいい指輪を選んで!」という言葉。つけ心地と言ったって、そんなに変わるもの?アクセサリーは普段つけないし、つけ心地までこだわりはないけど…と疑問を感じている方もいらっしゃると思います。
しかし、結婚指輪のつけ心地は超重要。結婚指輪のプロなら、口を揃えてつけ心地を確認して指輪を買うべきだというはず。
今回は結婚指輪のつけ心地に関する知識と、後悔しないつけ心地のいい結婚指輪を選ぶ方法を伝授いたします。
なんでつけ心地が大事なの?悪いと起きる”落とし穴”

手は私たちの体の中でも、感覚が繊細です。特に、痛みや不快な感じを敏感に感じ取ることができる器官です。小さな指先の切り傷でも、治るまでは痛みが気になってしょうがない、なんて経験をしたことがある方もいるでしょう。
そんな繊細な感覚を持つ手指にとって、指輪のつけ心地は想像以上に影響を与えます。
なんとなく重い、圧迫感がある、握り込んだ時に痛みがある、など些細に感じることでも、積み重なると大きなストレスにつながります。ストレスを感じる指輪を一生涯つけ続けるのは難しいですよね。

初めは多少の違和感にも目を瞑ってつけていた結婚指輪でも、徐々につけて過ごす時間や日が少なくなっていき、しまいには身につけることが全くなくなってしまう…、そうなったらとても悲しいですよね。
自分や自分のパートナーが結婚指輪をつけなくなってしまうのはとても寂しいものです。せっかく用意したしたのにもったいない、という気持ちも起こるでしょう。
絆の証として末長く愛用するには、結婚指輪のつけ心地はとても重要なのです。
つけ心地の良さは「指通り」と「グリップ感」で変わる
一言で結婚指輪のつけ心地と言っても、その観点は様々あります。中でも大きな差として現れるのは「指通り」と「グリップ感」です。それぞれ細かく確認していきましょう。
指通りは内側の形状で決まる
指輪を指に通した際のスムーズさ・滑らかさを「指通り」と表現します。
指通りの良いリングはつけ外しがしやすく、つけている最終の圧迫感も少ないのが特徴です。

指通りの良いリングの多くは「内甲丸」という形状になっています。内甲丸では、肌に直接触れるリング内側部分をドーム上に形作ることによって、指への圧迫感が軽減され、優しいつけ心地になります。
今は内甲丸を採用している結婚指輪が多く、選べるデザインも多いです。指輪の着脱が多い方ほど、指通りを実感する機会が多いので、大事に見極めたいポイントです。
製法で滑らかさが変わる
さらに内側の滑らかさをグレードアップさせる要素として、「指輪の製法」が挙げられます。
「鍛造」という製法で作成された指輪の中には、驚くほどしっとりとしていて滑らかな指通りのものが存在します。

地金金属に大きな圧力をかけて作られる鍛造のリングは、金属内の余分な空気がないため肌に吸い付くような独特の指通りとなるのです。
思わず病みつきになってしまうほどの指通りの良さは、結婚指輪の着脱回数が多い方にもおすすめです。
グリップ感はリング幅で決まる

結婚指輪は一度つけたら外さない、つけっぱなし派が注目すべきは「グリップ感」。手を握り込んだ時に、不快感や痛みがない結婚指輪であればグリップ感に優れていると言えるでしょう。
グリップ感は主に指輪手のひら側の幅や厚みによって違いが出ます。分厚くて太い指輪だと、手を握るときに異物感が生じやすいです。

グリップ感にこだわっているデザインでは、指輪の位置によってリング幅や厚みを調整しています。手の甲側に比べて、あえて薄く細く作ることによって、正面のデザインに関わらず自然なグリップ感を実現しているのです。
ぱっと見ではなかなか見分けがつかない部分ですので、いろいろなブランドやデザインを比較できるお店で指輪を見比べてみるとわかりやすいでしょう。
外側のデザインによって変わる「指あたり」

内側の仕上げやリング幅が一緒でも、すべての指輪が同じつけ心地というわけではありません。外側のデザイン(形状)によって変わるのが「指あたり」です。

丸みのある形状であれば横指とのあたりは比較的柔らかく、太めや厚めのリングでも指あたりが気になりにくいと言えます。

反対にエッジの効いた形状のリングは、角部分が隣の指にあたるのでやや指あたりが気になることも。
とはいえ外側の形状に関してはデザインの好みや、手指の大きさ、形の違いによっても大きく変わるところです。
いろいろなデザインを試着してみて、ベストなバランスを見つけるのがおすすめです。
タイプ別おすすめブランド紹介
結婚指輪の着脱は多いですか?少ないですか?ここからはつけ外しの頻度に合わせて、最高のつけ心地を楽しめるブランドを厳選して紹介します。
つけ外しが多い方には指通り重視のブランドがおすすめ
指輪のつけ外しをするたびに気分が上がる、そんな病みつきになる指通り、外しても絶対またつけたくなるのが鍛造結婚指輪の最高峰ブランド。他ブランドとは一線を画す指通りの良さが特徴です。
フィッシャー

圧倒的なしっとり感。金属とは思えない滑らかな指あたりを体感できるのはドイツ「フィッシャー」。自社独自のバランスで調合されたこだわりの地金を、200トンの圧力をかけ、何度も圧縮。極めて密度が高く、耐久性に優れた上質な指通りのリングに仕上がっています。
マイスター

さらりとした肌あたりを楽しめるスイスのトップブランド「マイスター」。
プレス機で金属に200トンを超える圧力をかけて生み出される鍛造リング。地金の密度が高いことで、独特な肌あたりと、強度・耐久性の高さを生み出しています。
つけっぱなし派にはグリップ感重視がおすすめ
一度つけたらまるで体の一部。外したくならない自然なグリップ感を実現しているのは、日本やアジアの人々の指元にフォーカスして作られたブランドです。
NIWAKA

京都で生まれたNIWAKAは、結婚指輪を作るために誕生したブランド。他のどの指でもなく、左手の薬指に合わせた時に一番自然でしっくりとくるつけ心地は、一度体験すると他の指輪では満足できなくなってしまうほど。
デザインのバリエーションも多岐に渡るので、つけ心地だけでなく見た目にもしっかりこだわりたい方にもおすすめです。
カフェリング

指輪をしていることを忘れさせる、極上のつけ心地を楽しめるのがカフェリング。上質な内甲丸の形状はもちろん、手指の形や大きさに合わせて選べるリング幅のバリエーションが多いのも魅力です。
展開されている指輪のサイズも広いため、つけ心地に不安を抱えやすい、手が小さい方でも安心して選べるデザインがそろっています。
快適な結婚指輪を見極めるコツ

自分にとってベストなつけ心地の結婚指輪を見つけるには、なんと言ってもいろいろな形の結婚指輪を着け比べてみることです。
一つのデザイン、一つのブランドだけを試着して付け心地の違いを知るのは難しいです。とはいえ、つけ心地という些細な違いを何店舗も比較するのは非常に大変。
そこでおすすめなのが、一度にたくさんのブランドやデザインを同時に比較・検討することが可能な結婚指輪の専門店。

国内外各所に本店を構える正統派ブランドを集めたセレクトショップなら、本来なら店舗を行ったり来たりしないと確かめることができない違いを簡単に確かめることができるのです。
まとめ|つけ心地の良さにこだわることが愛を長く守るコツ
指輪のつけ心地には
・指通り
・グリップ感
・指あたり
の種類があることをお伝えしました。
指輪の着脱が多い方は「指通り重視」、着脱が少ない方は「グリップ感重視」で、それぞれおすすめのブランドもご紹介しました。
結婚指輪を長く愛用できるかどうかは、つけご心地次第。
ふたりの想いの証を長く大切にできるよう、ぜひつけ心地にこだわって結婚指輪選びをしてみてくださいね。
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