プロポーズの後から結婚準備はどんなことをする?入籍までの進め方はこれ!

ついにプロポーズしたら・されたら…

幸せな余韻に浸りたいところですが、そこから入籍に至るまでにはやらなければいけないことがたっぷり!!

『親への挨拶』『指輪の用意』『結婚式準備』などなど。これらの順番やタイミングの決まりはあるのでしょうか?はじめてのことで、わからないことだけですよね。

プロポーズ〜結婚までにどんなことをする必要があるのか、徹底的に解説します!

▷結婚指輪っていつ買うもの?購入から着け始めまでのベストタイミングを解説

▷結婚式をする場合はどのくらいの費用が必要?内訳と費用負担について知ろう!

筆者
RINGO
この記事のライター
経歴
結婚式場でプランナーとして5年勤務。現在はブライダルジュエリーショップにて、婚約指輪・結婚指輪の販売を担当。ブライダル業界全般に携わった経験から、プレ花嫁のお悩みに寄り添ったブライダルアドバイザーとしても活躍。
趣味
愛犬との散歩

プロポーズされたら、まず話し合いたいこと

女性に婚約指輪を渡している男性の手元

プロポーズを受けてふたりの中で結婚が決まったら、これからのことについてのお互いの考えや思いを話し合いましょう。

結婚はふたりが夫婦となって生涯を共にするというだけでなく、新たにふたりの家同士の結びつきがはじまるもの。お互いの家族の考えや価値観を尊重しながら、結婚の話を進められるように配慮が必要です。

そしてこの段階でお互いのお金に関する価値観や人生観についても、今までよりも一歩踏み込んで話し合いたいところ。今後のふたりの結婚生活について『結婚式はするのか』『こどもは何人欲しいのか』『マイホームはどうするか』など。数年~十数年先を見据えライフプランが共有できた上で、結婚準備に入っていけるといいですね!

入籍はいつするのか?

カレンダー

入籍はいつにするのかはふたりの中である程度決めておきます。結婚の挨拶に行ったときに親からいつ頃に入籍をするのか聞かれる場合もあるでしょうから、そこでスマートに答えられると◎

記念日やお日柄を考慮しながら候補日をいくつか挙げてみます。ただここで気をつけたいのがふたりの希望日が必ずしも通るわけではないということ。親によっては「入籍は結婚式の後にするもの!」と考えている場合もあります。

ふたりの入籍の希望時期については早めに話し合いをしつつ、親にも相談した上で最終決定をするようにしましょう。

▷結婚式や入籍は大安にするべき?六曜(六輝)を知ってみんなから納得される日を選ぼう!

引っ越しはいつする?

大量の段ボールと男女

引越しをいつにするかはふたりの今の住まいの状況にもよりますよね。プロポーズ前にすでに同棲しているケースもありますし、そうでない場合は入籍前に引っ越すのか、入籍後に引っ越すのかを考える必要があります。

すでに同棲している場合

家とその隣に置かれたお金

すでに同棲をしていて生活を共にしているふたりであれば、一緒に暮らしていく上での価値観はすり合わせられていることでしょう。そんなふたりであれば結婚を機に広めのアパートやマンションに移ったり、新居を建てる計画を始めたりすることもあります。現状の住まいに住み続けるようであれば引越しや住所変更のわずらわしい手続きは不要。

入籍前に引っ越す場合

家の中でパソコンを見ながら話しているふたり

入籍前に引っ越しておくとお互いの生活スタイルや金銭感覚を知ることができ、これから一緒に暮らしいく上での相性の確認にも。また生活の基盤が整った上で一緒に入籍準備を進められるので、ふたりで過ごす時間が増えて今後の話し合いもしやすくなります。

入籍と同時または直後に引越し

引越しの荷造りをするふたり

入籍と同時、もしくは入籍後に引っ越すときは入籍後2週間以内に済ませることがおすすめ。「転出届」「転入届」「婚姻届」などの引っ越し・入籍関係の手続きを短期間でまとめて行うことができます。その期間はかなり忙しくなりますが、面倒な手続きがまとめてできるのはメリットですよね。

タイミングはカップルごとにさまざまですが、親の意向として入籍や結婚式をするまでは実家にいてほしいというケースもあります。それを確認した上で引っ越し時期を決めていきましょう。

結婚式はする?しない?

悩む新郎新婦

結婚をしたら挙式・披露宴をするのが当たり前だった時代ではなくなってきている昨今。結婚式をしないカップルは決して珍しくありません。

結婚式をするという選択をした場合でも、そのカタチは多様化しているんです!

  • 従来通りに会社・友人・親族をしっかり招待して行う『挙式披露宴』
  • ドレスや和装を着て写真を撮る『フォト婚』
  • 新婚旅行を兼ねてふたりだけで特別な場所で挙式を行う『リゾート婚』
  • 身内だけで行う『家族婚』

コロナ禍においては家族婚の需要は特に増えている模様。

結婚式のするしない、またする場合はどのくらいの規模を想定しているのかをふたりで考えておきます。

ただ娘息子の晴れ姿を見たいと考えている親は多いです。もし結婚式をしない意向のふたりであればその理由を伝えられるようにしておけると◎

結婚式をする場合は、その時期を想定した結婚準備が必要になります。また結婚式をしない場合であっても各所へそれ相応の結婚報告は必須です。

▷まずは結婚式場見学に気軽に参加してみよう!初参加の人は要チェック

プロポーズ後にやるべきこと

男性が女性の薬指に指輪をつけようとしている

プロポーズ後にやるべきことを具体的に見ていきます。入籍までスムーズにいけるように、ふたりでよく話し合いながら進めていきましょう。お互いの意見をしっかり聞きながら、親や家族も尊重しつつ失礼のないように事前準備を行うのがポイント!

親への挨拶

住宅の外観

すでにお付き合いしている人がいることを伝えている人もそうでない人も、改めて『結婚したい人がいるので一緒に挨拶に行きたい』と両親に報告したのちに互いの予定を立てるようにします。なるべく先延ばしにせずに早めに報告ができると、結婚に対して真剣に考えていると誠意が伝わるのでおすすめ!

基本的には女性側の両親へ挨拶に行ってから、次に男性側の両親へという流れになります。実家が遠方だったり、なかなか都合が合わせられない場合は順番が逆になってしまっても大丈夫。

この時には手土産が必須です。両親が好きなもの(お酒、お菓子など)をリサーチした上で前日までに用意を。気遣いができると感じてもらえますし、話のタネにもなります。

緊張する中で早く結婚の承諾をもらいたいところですが、本題の結婚の話はいきなりするのはNG。ある程度場が和むまで歓談をしたのちに、結婚について切り出すようにします。ここで無事にOKをもらえたら、両親の意見を聞きつつ、今後の両家挨拶や入籍の時期、結婚式についてふたりの考えを相談しましょう。

結婚指輪(婚約指輪)の検討

婚約指輪と結婚指輪

結婚の承諾を得たら次は結婚指輪選び!婚約指輪はすでにプロポーズのときに贈っている男性も多いですよね。もしまだの人は結婚指輪と合わせて婚約指輪を検討しましょう。両家の顔合わせで記念品として指輪のお披露目ができるとベスト。

指輪はお店に見に行ってすぐに手に入るものではありません。気に入ったデザインを選び、そこから一から作り始めていくもの。サイズや刻印もふたり仕様で作られていくオーダー製です。手元に届くまでおおよそ二ヶ月はかかるので、予定を逆算して早めに検討開始を。

▷結婚指輪ってどうやって選ぶの?後悔しない選び方のポイント

結納or顔合わせ食事会

金の盃

【結納】両家間で結納品や結納金を形式的に交わし合う、伝統的な婚礼儀式。仲人が両家を行き来して結納品や受書のやり取りをする「正式結納」と料亭やホテルで仲人を立てずに行う「略式結納」があります。最近ではホテルや料亭で当人たち同士のみで行う略式結納が一般的。

【顔合わせ食事会】特に形式的なものはなく、互いの家族を紹介し合い楽しみながら行われる食事会。親睦を深めることが目的なので結納よりもカジュアルにアットホーム感ある会になります。レストランやホテル、料亭などで行われることが多い。

いま多くのカップルが選んでいるのは顔合わせ食事会で結納をするのは少数派なようです。親世代も堅苦しくない雰囲気を望む傾向が多いということがその理由。ただ、正式に婚約を交わすという伝統的な儀式を大切にしたい、けじめをつけたいという親も少なからずいます。

後から「やっておけばよかった…」と後悔することのないように、ふたりと両家の意向を確認することが必要。

入籍日の確定

婚姻届けと結婚指輪

ふたりの記念日や季節のイベント事、お日柄をみて候補日をいくつか挙げていきます。一昔前と違いあまり六曜を気にしなくなってはいるものの、なるべく「仏滅」は避けるのがベター。

最近では結婚式前に入籍をしているカップルが圧倒的に多いですが親世代では入籍は親戚などにお披露目が済んだ結婚式の後にするものという考え方のもと、順番にこだわりがある場合もあります。

基本的には入籍日はふたりで決めるものですが、日にちを確定させる前に親への確認も忘れずにしておきたいところ。結婚挨拶や結納、両家食事会で入籍はいつ頃を考えているのか聞かれることも想定して、ふたりの中で早めに相談しておけるといいでしょう。

▷入籍っていつするもの?結婚式前が主流らしい?

結婚式の検討

結婚式で向かい合う新郎新婦

まずはどんな結婚式にしたいのかをふたりで考えてみます。誰をどこまで招待したいのか、希望のシーズン、おおよその予算など譲れないポイントなどの共有を。人気のシーズンだと結婚式場の予約は取りにくくなるため、半年〜1年後をイメージして予定立てをしていきます。

結婚式への希望を膨らませると同時に結婚式場見学も進めていきます。ふたりの理想が叶いそうな結婚式場をいくつかピックアップした上で複数のブライダルフェアへ参加するのがおすすめ。ドレス試着やコース料理試食があるフェアもあるので自分たちがこだわりたいところをチェックできるか内容をよく確認して申し込みをしましょう。

▷結婚式場の決め方。あなたにぴったりな決め方はこれ

新居へ引っ越し

段ボールと男女の足元

すでに結婚が決まる前から同棲ずみのカップルもいまや少なくないですが、これから一緒に住み始めるタイミングとしては『婚約してから』『入籍と同時期』『結婚式後』のいずれかとなってきますね。

【婚約してから】…挨拶も済んで親からも公認となったところで、同棲生活を始めていきます。ふたりで過ごす時間が増えて結婚式までの準備を一緒に進められるのがメリット。

【入籍と同時期】…入籍と引っ越しのタイミングがバラバラだと役所での事務手続きに何度も足を運ぶ必要があります。婚姻届、住所変更、運転免許所や各種変更が同時に済めばかなり効率的!

【結婚式後】…親世代からすると入籍と結婚式が終わるまでは実家にてほしいと思っていることもあります。順番を大事にしたいという意向が親にある場合は、なるべくそれに沿うように進めたいところ。

一緒に住み始めるタイミングは仕事の状況や入籍、結婚式の時期などにもよってカップルごとに様々。ふたりと家族が納得できる時期を模索していきたいですね。

会社や身近な人への報告

話しをしている上司と部下

会社の人への報告は最初は直属の上司から!今後の結婚式やハネムーンで長期休暇を取るお願いも必要になってくることを加味して、先延ばしにせずに時期が明確になった時点で伝えるようにします。このときは就業時間以外で話すのがマナー。上司には事前にアポを取った上で報告しましょう。

友人への報告は特に親しい親友から順番に伝えていきます。ここで注意したいのは同じグループだったのに報告が来ている人、来てない人がいると悲しい思いをしてしまう人がいるかもしれないので、なるべく時差のないように伝えられると◎!会って直接伝えるに越したことないですが、それで後回しになってしまうようであれば、ラインや電話などでスピード重視で報告を。

まとめ

プロポーズの後からどんな流れで結婚準備をしていくのかを紹介しました。

やるべきことはたくさんありますがタイミングに絶対的な決まりはありません。ふたりでよく話し合いながら進めていきましょう。

ただ結婚は家同士の付き合いが始まる、家族を巻き込む人生の一大イベント。今後の良好な家族関係を築くためにも都度、双方の親の意向も確認しながら進めていけるとベストです。

お互いが納得した状態で夫婦としての新生活をスタートできるように、忙しいなかでも思いやりを忘れずに結婚の準備期間を過ごしてくださいね!