一生に一度の婚約指輪選び。「4C」や専門用語に圧倒され、結局何を基準に選べばいいのか迷っていませんか?
「予算内で最高のダイヤモンドを手に入れたい!」その思いを叶える、プロおすすめの選び方を紹介します。

さらに、鑑定書には載らないながらも輝きを大きく左右する、原石の重要性まで踏み込んで解説。これを読めば、もう迷わず本当に美しいダイヤモンドを選べるようになります。
ダイヤモンド選びで「4C」を全部追い求めると失敗する?
ダイヤモンドの品質評価基準である4C。「すべてのグレードを高くしなくては」と考えがちですが、実はそこにこだわりすぎてしまうと、かえって選択肢を狭めてしまうことも。

なぜならダイヤモンドのグレードの中には、プロがよく見て初めて分かる部分と、ひと目で「きれい!」と心に響く、輝きに直結する部分があるからです。
まずはカットを一番のこだわりポイントに
ダイヤモンドが、他の石よりもまばゆい光を放つ理由。それは、職人の手によって緻密に計算された「カット」が施されているからです。

たとえ同じグレードであっても、カットの仕上がりひとつでその石が放つ輝きは驚くほど変わります。
最高のカットが施されたダイヤモンドは、取り込んだ光を最大限に反射し、自ら発光しているかのように輝きます。

そのため、ダイヤモンド選びではまずカットを重視することがおすすめです。
次に心ときめく大きさを
カットが決まったら次のステップです。多くのお客様をご案内してきた筆者がご提案したいのが、カラット(大きさ)に注目した選び方。
その理由は、ダイヤモンドの大きさは最も直感的に違いを感じられる要素だからです。

4Cのグレードはどれも大切ですが、少しだけ大きさにこだわってみることで、数年後、数十年後の手元にも変わらない満足感を与えてくれるはず。
そんな、未来の自分への贈りものを選ぶような気持ちで考えてみてくださいね。

カラーとクラリティで、おふたりらしいバランスへ
カラット重視の選び方では、カラーとクラリティは基準を広げて調整することで、予算を抑えつつバランスが取れるようになります。
カラー:Gカラー前後

トップのDカラーにこだわるのも素敵ですが、指輪としてセットされたフェイスアップの状態ではGカラーがあれば十分無色に見えます。
クラリティ:VS2以上を狙う

肉眼で内容物が見えない「アイクリーン」とよばれるVS2以上であれば、美しさは損なわれません。
カラット以外を重視する選び方
ここまで一つの考え方として、カラット重視の選び方をご紹介してきました。

ですが、ダイヤモンドへの想いは人それぞれ。
「控えめで上品な輝きを大切にしたい」という方もいれば「一生ものだからこそ、鑑定書に記される品質の純粋さにこだわりたい」という方もいらっしゃるはず。
そのどれもがおふたりにとっての正解です。

もっと自分たちらしい基準を見つけたい!そんな方はぜひこちらの記事もチェックしてみてください。
「輝き重視」「品質重視」など、タイプ別に合わせた4Cの優先順位を詳しくご紹介しています。おふたりが心から納得できるダイヤモンドに出会うためのヒントがきっと見つかるはずです。
【衝撃の事実】4Cが同じでも、輝きが違うことがある
実は、ダイヤモンドの専門家たちの間では「鑑定書上の4Cが同じグレードでも、輝きが美しい石とそうでない石がある」ということは広く知られています。

なぜなら、4Cはあくまでダイヤモンドの希少性を評価する指標であり「その石がどれだけ強く、美しく輝くか」というところを評価するものではないから。

たとえば透明度を評価するクラリティは、あくまでも”10倍で拡大したときの内包物”の見え方。
極端な例ですが、「VVS1」と鑑定された2つのダイヤモンドで考えます。
Aのダイヤモンドは20倍でも綺麗、Bのダイヤモンドは20倍で確認したら実は内包物がたくさん…ということもあり得るのです。
そうするとVVS1というグレードは同じにもかかわらず、実際の輝きはAが圧倒的!つまり、4Cだけでは判別できない部分があるということです。

4Cはあくまで成績表。美しさの絶対基準ではない
4Cのグレードが同じでも輝きに差が出る最大の理由。それは原石の質にあります。

これは料理に例えると分かりやすいでしょう。
4C=「レシピ・調理法」
原石=「食材・素材」
どんなに完璧なレシピがあっても、肝心の食材が悪ければ本当に美味しい料理にはなりません。
それと同じで、たとえ最上級の4Cであっても、原石そのものに歪みがあれば本当に美しい輝きにはならないのです。

でも少し不思議だと思いませんか?
実は「4Cの鑑定書」のどこを見ても、どんな原石が使われたのかは書かれていないんです。
鑑定書はあくまでもカッティング後の評価。その前段階の原石の状態は、私たちには分からないということです。
大切なのは 誰が原石を選んでいるかを知ること
「原石の質まで見極める自信がない…。」そう思うのは当然。だからこそ、最高品質の原石を扱う権利と、それを選別する厳しい基準を持つブランドを選ぶことが重要なのです。
最高の原石が集まるカッターズブランド
ダイヤモンド業界には「カッターズブランド」と呼ばれる、カットを自社専門で行うブランドが存在します。

カッターズブランドはただカットが上手いだけではありません。長年の歴史と信頼により、鉱山から最上級の原石を優先的に買い付ける権利を持っているのです。

つまり「名門カッターズブランドのダイヤモンドを選ぶこと」こそが、4Cには表れない最高品質の原石を手に入れる確実な道なのです。
世界三大カッターズブランド
世界中に数あるブランドの中でも、歴史、技術、そして原石のクオリティにおいて頂点に君臨するのが世界三大カッターズブランドです。

ロイヤル・アッシャー
ロイヤル・アッシャーのダイヤモンドは、ヨーロッパの伝統的である白く上品な輝きが特徴です。

透明度が極めて高い、正八面体の良質な原石「ソーヤブル」のみを厳選して使用しています。選ばれるのはダイヤモンドの上位0.1%以下の原石のみ。
くもりや歪みのない美しい原石を最高の技術でカットするからこそ、この素晴らしい輝きを実現しています。
その美しさは英国王室御用達。170年の歴史をもつ、由緒正しいブランドです。
ラザールダイヤモンド

アメリカ ニューヨークのラザールダイヤモンド。
ラザールダイヤモンドでは、ダイヤモンド原石がもつ輝きを最大限に引き出すため、贅沢に原石を削り落とすことも厭わない「アイディアルメイク」を確立しました。

ディスパージョンを重視した最高峰のカッティングで、虹色の輝きが強調されるのが特徴。その強く華やかな輝きは、見る人の心を掴んで離しません。
モニッケンダム

ラグジュアリーホワイトと称される、モニッケンダムのダイヤモンド。白く豊潤な輝きは、身に着ける人の手元に優しく気品ある光を与えます。

特筆すべきはその管理体制。厳選された原石はカッティングから製品化まで、他が混じり合わないよう厳重に管理されます。万が一途中で誰かが開封すれば分かるようなシステムも導入。
「モニッケンダムが認めた最高の輝きだけを曇りなくお客様へ届ける。この一貫した情熱が、一生モノにふさわしい信頼を支えています。
まとめ
ダイヤモンドの品質を語るうえで4Cは欠かせない基準。ですがそれと同じくらい、あるいはそれ以上に大切にしていただきたいのが「原石の質」。
想いを込める婚約指輪だからこそ、表面的なスペックだけではなく「本当の意味で純粋な美しさ」を宿したダイヤモンドを選びたい。

ダイヤモンド選びに100点の正解はありません。自分の目で見て綺麗だと感じられるかという感覚を大切に、ぜひ色々なブランドを見比べてみてくださいね。
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