結婚指輪の表面加工は10種類以上|マット、槌目、グリッター…全種類ガイド

指輪の印象を大きく左右する表面加工。迷うのは「ツヤ」か「ツヤ消し」かの2択だけではありません。実は、指輪の表面加工は10種類以上あるのです!

今回は一真堂で取り扱う結婚指輪の、多様な表面加工を解説していきます。

表面加工の基本的な役割

デザインと個性の表現

リングに光沢を抑えたマットな質感を与えたり、職人がハンマーで叩いたような凹凸(槌目)をつけたりすることで、指輪に個性が生まれ、ファッション性が格段に高まります。

これが表面加工を選ぶ最大の理由です。

光の反射のコントロール

表面加工で反射が落ち着いた結婚指輪

表面加工によって光の反射をコントロール。光の反射を和らげたり、あえて不規則に反射させたりすることができます。それにより「かっこいい」「落ち着いた」「温かい」といった指輪の見た目の印象を決定づけます。

素材の色味を強調する

表面加工で素材の色が強調される結婚指輪

強い反射がないため、プラチナやゴールドの素材が持つ本来の色合い(プラチナの白い輝き、ゴールドの温かい色味)が、奥深い質感とともに引き出されます。

傷の目立ちにくさにも

毎日身に着けるジュエリーとして避けられないのが、日常的な小傷。表面加工はこの小傷の目立ちにくさに大きく影響します。

プラチナのキズの比較

実は、ヘアラインやホーニングといったマット系の加工は、表面に最初から細かな傷(模様)をつけている状態。

そのため、日常で新たに小さな傷がついても、もともとの加工の模様に紛れ、傷が目立ちにくいという大きなメリットがあるのです。

表面加工で傷が目立ちにくい結婚指輪

詳しく知りたい!結婚指輪の表面加工

ツヤ消しの種類について詳しく知る前に、まずは結婚指輪の最もスタンダードな仕上げである「鏡面仕上げ」の特徴を簡単にお伝えします。

鏡面(ツヤ/グロス/ミラー)

結婚指輪として最もメジャーなのが鏡面仕上げ。ツヤのある表面で、地金そのものの光沢を楽しむことができます。

鏡面仕上げのNIWAKAの結婚指輪

特に、ダイヤモンドの入ったデザインでは鏡面仕上げがおすすめ。ダイヤモンドの輝きと地金のきらめきの相性は抜群です。

鏡面仕上げのロイヤル・アッシャーの結婚指輪WRA901 WRB911

鏡面仕上げはフォーマルな雰囲気があるため、営業職・事務職・公務員の方から特に人気です。仕事中も結婚指輪をつけて過ごす方におすすめ。

「新婚」らしい印象を与えられるのもポイントです。

選択肢広がる!多様なツヤ消し加工

さて!お待たせしました。ここからはツヤ消し加工の世界へ進んでいきましょう。

マット(ホーニング)

”ツヤ消し”のイメージに最も近いのがこのマット加工。ホーニングとも呼ばれます。指輪の表面に細かな粒子を吹き付け、均一に微細な凹凸をつける手法です。光を優しく不規則に分散させ、あたたかく上品な雰囲気に。

デザイン性を出すなら

地金の凹凸とマット加工の組み合わせでデザイン性をUPした指輪もおすすめ。

ヘアライン

ヘアライン加工は、表面に髪の毛のように細く一方向に揃った筋目(ライン)を入れる加工です。「シルクのような筋目」と表現されることも。鏡面とマットの間のような位置付けです。

ストレートなデザインの指輪と組み合わせることでシャープさが際立ち、ビジネスシーンでも素敵につけられます。

均一に流れる直線的な筋目で、指輪にモダンで知的な印象に。クールなスタイルを好む方に特に人気があります。

シュレグマット

斜めヘアラインのようなシュレグマット。ドイツの名門鍛造ブランドフィッシャー独自の表面加工です。

ヘアラインは縦か横の筋目が一般的ですが、シュレグマットは斜めの加工。そうすることでストレートラインの指輪でも動きを感じ、豊かな表情を楽しむことができます。

アイスマット

スケートリンクの表面のような、不規則な凹凸と独特の光の反射を作り出す加工。粗目のキズをランダムに入れることでジュエリーらしいキラキラとした見た目に。

個性派でありながらも着用しやすい質感です。

コランダムマット

スイスの名門ブランド「マイスター」ならではの、コランダムマット仕上げ。

規則性と不規則性が共存するような表面の仕上げが自由でいて計算された美しさを。毛並みのようなマット仕上げが光を受けて奥行きのある質感を生み出します。

人と同じでなくていい、そんなふたりのこだわりを映す、唯一無二のデザインです。

グリッター

細かな粒が煌めく上品な仕上げ。ダイヤモンド粒子を付けた器具で研磨します。比較的、鏡面仕上げに近い光り方になります。

スターダスト

無数の光のように輝く華やかさ。まるでダイヤモンドが留まっているかのようなきらめきです。凹凸が大きい加工のため、表面はざらざらとした感触になります。

クラフト系の表面加工

槌目(つちめ)

槌目加工のルシエの結婚指輪

槌目加工は「金槌(ハンマー)」でリングの表面を叩いて、意図的に細かな打痕をつける加工です。職人の手作業による仕上げのため一つとして同じ模様がなく、個性と温かみが生まれます。

規則性がない仕上げで、指輪が柔らかな雰囲気に。アンティークなテイストを好む方に特に人気の表面加工です。

リンデマット

リンデマットの表面加工 フィッシャーの結婚指輪

「リンデ」はドイツ語で樹皮の意味。

リンデマットはクラフト感、職人の味が出やすい手作業のためオンリーワン!新人かベテランか、男性と女性の力の掛け方、道具が新しいか古いかによって仕上げの風合いが変わります。

表面加工ではないけれど…

ここからは「表面加工」ではないものの、指輪の印象を左右する装飾や特別な技法を紹介します。

ミル打ち

ロイヤル・アッシャーのミル打ちの結婚指輪

リングの縁などに小さな粒を連続して打ち込んでいく装飾技法。フランス語で「千の粒」を意味し、永遠・子孫繁栄・長寿といった大変縁起の良い意味合いを持ちます。

結婚指輪や婚約指輪では一般的な装飾のひとつで、クラシカルな印象を与えます。

杢目金

俄(にわか) 京杢目(きょうもくめ)

地金で杢目模様を表現する「杢目金技法」。これは江戸時代から続く伝統技法です。表面だけでなく、指輪をつくる地金自体に杢目が入っているため、生涯にわたって模様を楽しむことができます。

表面はヘアライン仕上げになっているものが多く、ナチュラルなぬくもりを感じられる結婚指輪です。

後悔したくない!表面加工の気になること

再加工はできる?

多くの表面加工はブランドのアフターサービスを利用することで、再度加工を施し新品に近い状態に戻すことが可能です。

指輪を加工している職人
※画像はイメージです

一部のブランドでは研磨することで元の鏡面に戻したり、逆に鏡面からマット加工に変更したりすることも。将来変更したいという場合は表面加工の変更ができるかを購入時に確認をしておきましょう。

二人の指輪の「ペア感」

結婚指輪はペアで着けるイメージが強いですが、必ずしも同じ指輪にする必要はありません。

結婚指輪をして微笑むカップル

それでもペア感にこだわりたい!そんなふたりに、このような選択はいかがでしょうか?

選択肢①:デザインはペア&表面加工は好きなものを選ぶ

選択肢②:デザインは別&表面加工をお揃いにする

指輪選びを手伝うスタッフ

男性と女性では手の大きさや質感が違うため、似合うものや好きなものは分かれることも。スタッフは、おふたりが心から納得できる結婚指輪選びお手伝いをさせていただきます。

部分加工のデザインもある?

「鏡面仕上げのきらめきとおしゃれなツヤ消し、どっちも好き!」そんなあなたにおすすめなのが部分加工の結婚指輪。

カフェリングでは中央マット・側面マットなど、デザインに応じて部分的にマット加工をかけることができます。

ロイヤル・アッシャーのこちらのモデルも一目惚れのお客様が続出中!

ロイヤル・アッシャーの結婚指輪の画像

部分加工のデザインはおしゃれ感度の高い方におすすめのデザインです。

色々な表面加工の結婚指輪を見比べるなら|一真堂 桜木インター店

桜木インター店 店内画像

東日本で最大のブライダルジュエリー専門店である一真堂 桜木インター店では常時45ブランド以上、約4000本の指輪をラインナップ。
ゆったり広い店内で、国内外の一流ブランドをじっくりご試着いただけます。

婚約指輪に精通した専門スタッフが指輪選びをお手伝いいたしますので、ご不明・ご不安なことはなんでもご相談ください。

新潟県新潟市一真堂桜木インター店の外観画像

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新潟の婚約・結婚指輪専門店
ブライダルジュエリーショップ
一真堂 桜木インター店
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お問い合わせ:025-244-7055

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