コンフリクトフリーダイヤモンドとは?知っておきたい「信頼できるダイヤモンド」

婚約指輪選びで知っておきたい「コンフリクトフリー」とは?

「コンフリクトフリーダイヤモンド」という言葉を耳にしたことはありませんか?

愛を誓うダイヤモンドだからこそ、倫理的に問題のないクリーンなものを選びたいと考えるのは当然のこと。

コンフリクトフリーダイヤモンドを使った婚約指輪

ここではダイヤモンドの信頼性に関わるこの重要なキーワードの定義と、その裏付けとなる国際的な仕組みを解説します。

紛争ダイヤモンドとコンフリクトフリーの定義

かつて紛争地域で採掘されたダイヤモンドは「紛争ダイヤモンド」と呼ばれ、1990年代の国際的な紛争において、武器購入の資金源となっていました。

紛争ダイヤモンドのイメージ

しかし、愛と平和の象徴であるダイヤモンドが人々の争いの原因となる状況は許されないと、国際社会で問題視されたのです。

この背景から、愛の誓いを託すダイヤモンドは倫理的にクリーンでなければならない、という考え方が世界的に定着し「コンフリクトフリー」が重要な指針となりました。

コンフリクトフリーダイヤモンド

コンフリクトフリーダイヤモンドとは、紛争地域で採掘され、武装勢力の資金源として使われるダイヤモンドではないことを証明されたダイヤモンドのことです。

コンフリクトフリーを支える国際的な仕組み

キンバリープロセス

コンフリクトフリーを支えるシステムとして制定されたのが「キンバリープロセス」。これはコンフリクトダイヤモンドの取引を排除するために、ダイヤモンド原石の輸出入を規制する仕組みです。

キンバリープロセス認証を受けたダイヤモンド

2002年、政府と非政府組織およびダイヤモンド業界の連合が一丸となり、世界的なプロセスとして確立しました。

以降、キンバリープロセス加盟間ではコンフリクトフリーダイヤモンドのみが取引可能となりました。そのため、今日の市場の99%はコンフリクトフリーだといわれています。

システム・オブ・ワランティ

システム・オブ・ワランティは、カット済みのダイヤモンドルースがコンフリクトフリーであるという保証制度。

キンバリープロセスで認証された原石が、研磨・加工され、ジュエリーとして店頭に並ぶまでのすべての取引段階において、業者が「このダイヤモンドは紛争と無関係である」と請求書で保証する業界の自主的な仕組みです。

システムオブワランティのイメージ

キンバリープロセスは「政府間」で「原石」の段階を規制するのに対し、システム・オブ・ワランティは「業界内」で「原石から店頭まで」のすべての取引段階を自主的に規制・保証する仕組み。

この二重の仕組みがあってこそ、ダイヤモンドを手にするその瞬間までコンフリクトフリーが保証されます。

システム・オブ・ワランティは2003年以降ダイヤモンド業界全体で採用が推奨され、現在では国際的なダイヤモンド取引の標準的な慣行となっています。

【最新情報】ロシア産ダイヤモンドの規制と指輪選びの安心

ロシア産ダイヤモンドへの輸入規制の現状

近年、ロシア産ダイヤモンドに対する輸入規制が国際的なニュースとなっています。

G7などは、ロシアのウクライナ侵攻を受け、経済制裁の一環としてロシア産のダイヤモンドの輸入制限を強化。(EUは2024年1月から、米国では2024年3月から)

コンフリクトダイヤモンドの輸入規制

日本でも2024年5月から段階的に規制を強化し、現在は0.5カラット以上のロシア産ダイヤモンドの輸入は禁止中。それ未満のダイヤモンドも厳しい審査がなされています。

ブランドの国際基準遵守

信頼できるブランドでは、単に法律を守るだけでなく、国際的な信頼を維持するために国際的な制裁や規制の強化に極めて迅速かつ厳格に対応しています。

国際基準を守っているダイヤモンド

サプライチェーンの厳格化:現在であればロシアからの供給ルートを停止・制限し、代替の供給元からのダイヤモンドに切り替えるなど、調達プロセスを強化しています。

トレーサビリティの徹底:採掘地が特定できないような不明瞭なダイヤモンドは排除。ダイヤモンドがどこから来て、どのようなルートを通ってきたのかを透明化する取り組みを進めています。

コンフリクトフリーダイヤモンドを使った婚約指輪

したがって、信頼できるブランドから購入すれば、最新の国際情勢を反映した倫理的にもクリーンなダイヤモンドを選ぶことができるのです。

コンフリクトフリーを追求する信頼のブランド3選

ここではキンバリー・プロセス遵守に加え、独自の誠実な取り組みを行っているブランドをご紹介します。

ロイヤル・アッシャー

コンフリクトフリーのロイヤル・アッシャー

世界三大カッターズブランドであるロイヤル・アッシャーは、紛争撲滅活動を業界のトップで牽引。

名誉会⾧エドワード・アッシャーがWDC(紛争ダイヤモンドの利用・取引防止組織)の会⾧を務め、コンフリクトダイヤモンドの撲滅に向けた活動に精力を尽くしています。

ロイヤル・アッシャーのイメージ

また、チャリティ財団への寄付を通じてダイヤモンドに関わる人々の生活に貢献するなど、倫理的な調達の先にある社会貢献までを追求。

クリーンなダイヤモンドを使ったロイヤル・アッシャーの指輪

ロイヤル・アッシャーのダイヤモンドは、身に着ける人に心地よさとその美しさを提供するとともに、鉱山・研磨そして生産過程に関わったすべての人々に幸せをもたらすダイヤモンドなのです。

ラザールダイヤモンド

ラザールダイヤモンドはキンバリープロセスを厳格に守り、ダイヤモンドの出所が明確であることを保証。

さらに、RJC(責任あるジュエリー協議会)の監査によるRJCプログラム認証を継続的に受けています。

ラザールダイヤモンド

原石の仕入れからカットそして流通までを自社で行うラザールダイヤモンド。

最高峰のカット「アイディアルメイク」を保証できるのも、サプライチェーン全体の透明性が担保されているからこそ。

NIWAKA

NIWAKA(にわか/俄)も日本の伝統美を追求しながら、キンバリープロセスなど国際的なコンプライアンスを厳格に遵守。

NIWAKA婚約指輪

輝きの最高評価である3EX(トリプルエクセレント)と見た目の美しさにこだわった、希少性の高い「NIWAKAダイアモンド」を届けています。

また、古典文様や装飾、歴史的建造物などからインスパイアを受けているNIWAKA。社会貢献活動
として、日本の文化財やものづくり技術を後世に残す取り組みをしています。

まとめ

今回は婚約指輪・結婚指輪選びで気になるコンフリクトフリーダイヤモンドについて、その意味や信頼できるダイヤモンドをご紹介しました。

コンフリクトフリーダイヤモンドを使った結婚指輪

国際的な保証:現在流通するダイヤモンドは、国際的なキンバリー・プロセスとシステム・オブ・ワランティという二重の仕組みで、紛争との無関係性を保証。

最新の安心:ロシア産ダイヤモンドの輸入規制といった最新の国際情勢に対しても、信頼できるブランドは独自の厳しい基準で迅速に対応し、倫理的な調達ルートを徹底。

婚約指輪

後悔なく選ぶために、ぜひブランドの公式な取り組みや保証書を確認し、その背景にある誠実さを確かめてください。ふたりの愛を象徴する輝きがより安心なものとなりますように。

コンフリクトフリーのダイヤモンドは信頼できるお店で

一真堂 桜木インター店の店内写真

東日本で最大のブライダルジュエリー専門店である一真堂 桜木インター店では常時45ブランド以上、約4000本の指輪をラインナップ。
ゆったり広い店内で、国内外の一流ブランドをじっくりご試着いただけます。

婚約指輪に精通した専門スタッフが指輪選びをお手伝いいたしますので、ご不明・ご不安なことはなんでもご相談ください。

新潟県新潟市一真堂桜木インター店の外観画像

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