結婚式は大安にするべき?六曜(六輝)を正しく理解して、みんなから納得される日を選ぼう!

結婚式の日取りを決める際に、必ず話題に出てくるのが六曜(六輝)。

特に年配者ほど六曜にはこだわる傾向が強いぶん、様々な年齢層の方が出席する結婚式では六曜に気にかけたいところ。

六曜のことを正しく理解して結婚式の日取りを検討していきましょう!

▷結婚式場はもう決まってる?最高に幸せな日を演出してくれる式場の決め方

筆者
RINGO
この記事のライター
経歴
結婚式場でプランナーとして5年勤務。現在はブライダルジュエリーショップにて、婚約指輪・結婚指輪の販売を担当。ブライダル業界全般に携わった経験から、プレ花嫁のお悩みに寄り添ったブライダルアドバイザーとしても活躍。
趣味
愛犬との散歩

六曜(六輝)ってなに?

六曜とは主に冠婚葬祭の際に重視されるお日柄のこと。六曜(ろくよう)や六輝(ろっき)と呼ばれています。

それぞれの意味を知ろう

縁起が良いとされる順に紹介します。

  • 【大安】すべてに吉とされる日。避けた方が良い時間帯がなく、何をやってもうまくいく六曜の中で一番良い日とされています。
  • 【友引】大安の次に良い日とされている。「友を引く」という意味から結婚式にはぴったりですが葬儀ではNGとされる日。ただ正午は「凶」とされているので、この時間帯は避けた方がいいでしょう。
  • 【先勝】「先ずれば勝ち」という意味合いから何事も急いですることが吉。午後は凶とされているので結婚式は午前〜行うのがおすすめ。
  • 【先負】先勝の逆で何事も急がないことが吉。結婚式は午後〜が◎
  • 【赤口】「全てが消滅する日」という意味があり、実は仏滅よりも不吉な日とされている。仏滅と同じく大凶とされる日ですが正午だけは吉となるので結婚式をする場合は正午をめがけてすると安心。
  • 【仏滅】「物が消滅する日」と言われ、何事も慎むべき日。終日、凶ともされています。

いまでこそ六曜を迷信とする考え方も少なくないですが、普段は気にせずとも、やはりおめでたい日には意識してしまうもの。それぞれの意味合いを正しく理解した上で日取りの検討をしてくださいね。

大安にこだわるべき?

笑い顔と困り顔の絵文字

結婚式は大安じゃないとだめ?大安にこだわる必要ってあるの?

大安のメリットとデメリットとともに考えてみましょう。

大安を選ぶメリット

手で作ったOKマーク

大安を選ぶと一番のメリットは家族や親戚から受け入れてもらいやすいことです。新郎新婦世代であれば気をかける人は少ないかもしれませんが、親御さんや年配者は大半の方が冠婚葬祭ともなれば、お日柄を重視しています。

結婚式という大切な日だからこそ、お日柄の一番良い日に挙げてほしいと考えるのが親心。

たくさんの決めごとがある結婚式で、気に入った会場で日取りを抑えるのは決めごとの第一段階。そこで反対されることなくスムーズに結婚準備のスタートが切れます!

「どうしてもふたりの記念日に結婚式をあげたい!」という特別な事情がある場合は、事前に親に相談し了承をもらったうえで日取りを抑える配慮が必要。

大安を選ぶデメリット

大安はやはりダントツで人気の日取り。結婚式が多い春や秋のシーズンの土日の大安ともなれば人気式場であればもう予約がいっぱいというのはよくある話です。大安にこだわる必要があれば、とにかく早めの行動を!

仏滅は絶対だめ?

NOの文字

すべてにおいて「凶」とされる仏滅は結婚式ではやはり敬遠されがち…ですが見方を変えるといいところもあります!

式場の予約が取りづらい大安とは逆に、人気のシーズンであっても空いている日が多いのが仏滅。式当日も館内が混雑していることがなく、ゆったりとしたサービスを受けることができるでしょう。

また式場によっては仏滅だけの特別割引を実施しているところもあるので、結婚式費用を節約したいカップルはチェックしてみてもいいかも!

科学的に根拠のない六曜を気にする必要はないと考える人も多くなってはいますが、親世代には仏滅の結婚式は理解してもらえないことが圧倒的に多いのが現実です。

どうしても結婚式をしたい日が仏滅になってしまう場合は、反対される覚悟と説得する理由を持ったうえで相談を。

結婚式以外にも考慮したい六輝

おめでたいことにはなにかとゲン担ぎしておきたいもの!結婚にまつわるイベント事で六曜を気にかけてほうが良い日は結婚式以外にはどんな日があるのでしょうか?

結納や入籍日

婚姻届

ふたりの婚約を両家が承認する日である結納や夫婦としての第一歩となる入籍日も、ふたりの人生のなかのおめでたい大切な日。大安や友引の開運日とされる日をえらびたいところですよね。

ただ結納はふたりの予定だけでなく両家の親の都合もあります。土日で、お日柄の良い日となるとひと月の中でも数日と限られてきます。日取りを重視しすぎて結納を後回しにするよりは仏滅は避けて、挨拶は済ませてしまうほうが良いでしょう。

招待状の発送

招待状一式

結婚式の招待状は郵便局に直接持って行き、大安の消印が押されるようにします。受け取る側としては消印が何かまでは気にしませんが、ごく少数ですが特に年配の親戚の方は気にされることも…。それにせっかくであれば縁起の良いとされる日に発送したいですよね。

ただ結婚式まで日がない場合はタイミングを見計らいすぎて招待状を出すのが遅れてしまうとゲストへの迷惑へ繋がるのでスピード重視で招待状は発送を!

▷招待状を送るまでの段取りはOK?準備の仕方とマナーを確認!

まとめ

『六曜』をどこまで気にするかはふたり次第。昨今は六曜を迷信と捉える人も少なくないですが、おめでたい日ですので縁起の良いとされる日に越したことはありません。

結婚式は両家のお付き合いが始まる大切な日でもあり、様々な年代の方が参席します。ふたりの意向だけではなく、親御様にも相談をした上で日取りを決めていきましょう。

日取りが大安や友引であれば尚良いですが、それ以外でも時間帯にさえ考慮すれば吉となるタイミングで結婚式をすることはできます。

六曜を正しく理解した上で、おふたりにとって良き日で結婚式ができますように。