初めての結婚指輪選びで「ダイヤって外れないの？」と心配な方へ。ダイヤが外れてしまう主な原因と日常での注意点について詳しく解説します。
後半では長く安心して使える、ダイヤ外れが起きにくい素材と製法の結婚指輪をプロが厳選してご紹介しているのでぜひ最後までチェックしてくださいね。
結婚指輪のダイヤが外れることはある？
これから結婚指輪を選ぶにあたって「ダイヤが外れることはないのかな？」と不安に思っている方もいるはず。まず結論として、ダイヤありのデザインを選ぶなら、どうしてもダイヤ外れのリスクはあります。
万が一外れてしまっても修理をすることで今まで通り身に着けることができるので安心してください。とはいえ、修理しなくて済むのが1番です。できるだけダイヤ外れが起きないように、まずは原因について知っておきましょう。
結婚指輪のダイヤ外れが起こる原因
ダイヤまわりや爪の摩耗
結婚指輪にダイヤモンドを固定する方法として伏せ込みとレール留め、爪留めなどがあります。中でも爪留めという方法の場合ダイヤモンドの周りに4ポイントほど小さな爪を作りダイヤモンドを固定します。
その爪が開いてしまったり、摩耗してダイヤモンドをしっかり固定できなくなった場合、ダイヤ外れがおきる可能性が。
全ての留め方に共通することとして、指輪が変形することで爪を固定している部分が開いてしまいダイヤが外れることもあります。
指輪の変形
結婚指輪は金属でできていることや、つけっぱなしにしている人もいる印象から”丈夫なもの”と思われがち。しかし、結婚指輪で人気のプラチナは元々非常に柔らかい金属であり、指輪の幅で考えれば2.0~3.0㎜のものが多いです。
つまり決して衝撃に強いものではないのです。結婚指輪は神聖で大切なものだからこそ、丈夫であるはずと印象を持ってしまいますが、まずは「使い方によって歪む可能性がある」ということを頭の片隅に入れておきましょう。
日常生活での小さな衝撃の蓄積
- ドアノブを握る
- 買い物かごを持つ
- タオルを強く絞る
- 食器を洗うときにぶつける
上記のような小さな衝撃が何度も積み重なるとやがて指輪が歪んでしまう原因になり得ます。ぶつけないよう優しくドアノブやものを掴んだり、重い荷物は右手で持つよう心がけましょう。
サイズが大きくブカブカのまま使うと負荷がかかる箇所に偏りが出て歪みの原因になることもあります。すぐに取れてしまうほどサイズが大きいと感じたら無理に使い続けずにサイズ直しをしましょう。
必ず避けたい大きな衝撃
- ジムでの筋トレ
- ゴルフや野球など手元に負担の大きいスポーツ
- 重たいものを持つ、運ぶことが多い仕事
- 雪国での雪かき
指輪に大きな負荷がかかると着け初めてすぐであっても歪みが起きてしまいます。上記はもちろん、仕事柄重い物を持つ、運ぶことが多い方は仕事中指輪を外すのがベスト。
それでも仕事中身につけたい、外したら無くしそうで不安という方にはネックレスに通すという選択肢もあります。
日常使いしにくい可能性があるデザイン
そもそも、仕事中もプライベートでもずっと着けたいという方には少々使いにくさを感じる可能性があるデザインも存在します。それが、ダイヤモンドが立体的にセッティングされたものです。
この爪留めはダイヤモンド輝きを非常に美しく見せてくれる留め方ですが、構造上どうしても他の留め方よりは引っ掛かりやすくなります。
ダイヤモンド見え方や美しい輝きは唯一無二ですが、ライフスタイルや長時間身につけることを考慮して自分に合っているか考えてみましょう。
引っ掛かりが気になる方にはダイヤモンドが埋め込まれているタイプがおすすめ。ダイヤ部分を指で撫でても飛び出しが気にならず、着用中の安心感があります。
ダイヤが取れそう？外れる前に気付けるかもしれないサイン
触るとダイヤモンドが動く、傾けると揺れるという様子があれば要注意。爪が少し開いてしまっていたり、ダイヤモンドをしっかり固定できなくなっていたりする可能性があります。
そのまま放置すると気付いたらダイヤがなくなっていた！という事態にもなりかねません。気付いた時点で着用をやめ、ダイヤの紛失を防ぐため密閉できるチャック付きの袋などに入れておきましょう。
ダイヤが取れてしまった時の対処法
ダイヤが外れが起きた場合、まずは外れたメレダイヤがあるか確認しましょう。ダイヤも手元にある場合、一緒に修理に持って行きます。とても小さく繊細で紛失の恐れが高いため、こちらもチャック袋に入れて持ち運ぶことをおすすめします。
ダイヤを紛失した場合でも新しいメレダイヤを留め直す修理が可能です。
石揺れ、ダイヤ外れの場合はすぐに購入店へ相談を
トラブルが起きた場合、1番最初に相談すべきは購入したショップ。元々その指輪を作っているブランド、メーカーが推奨する方法、同じ素材で修理をできるため安心です。
ダイヤ外れの場合、指輪の状態によって費用が異なるため修理費用は見積もりになります。目安金額はおおよそ1〜2万円ほど。選んだブランドやデザインにもよって変わります。
ダイヤ外れが起こりにくいのはどんな結婚指輪？
先に説明した通りそもそも結婚指輪はとても小さく繊細なもの。形あるものかつ、使用頻度や使い方にも影響を受けるため「絶対にダイヤ外れが起きない」と言い切れるものではありません。
ダイヤ外れはとても悲しくショッキングな出来事であるため、そもそも外れる可能性があるならダイヤモンドがついていないものにしようかなという方も。しかし、素材や製法によって「ダイヤ外れが起きにくい」といわれている結婚指輪もあります。
キラキラが好きだけど不安が大きいという方は要チェック。
ダイヤ外れが起きにくい素材を使った結婚指輪
通常のプラチナよりも強度が高い特別な素材を持つブランドを2つご紹介。
NIWAKA｜強度が2倍のハードプラチナ
京都で誕生した人気の国内ブランド。日本の美しい四季折々の情景や動植物をモチーフにした独創的なデザインが魅力的です。通常のプラチナ（Pt950）の2倍の強度を誇る独自の素材「ハードプラチナ」を使用することで歪みのリスクを軽減できます。
すべての結婚指輪が熟練の職人によって手作りされており、品質が高いことも特徴。
ラザールダイヤモンド｜強度が3倍のフェアリープラチナム
アメリカNY発のダイヤモンドカッターズブランド。”世界で最も美しいダイヤモンド”と称され、虹の七色にきらめくダイヤモンドが特徴です。そんな最高のダイヤモンドを留めるにふさわしいのが、強度が3倍の独自素材「フェアリープラチナム」。
強度が高いだけでなくスクラッチ（ひっかき傷）もつきにくいのが嬉しいところ。
ダイヤ外れが起きにくい製法の結婚指輪
結婚指輪には「鋳造」と「鍛造」のふたつの製法があります。鋳造はデザイン性の高さ、鍛造は強度が高いことがそれぞれのメリット。特に鍛造は歪みの心配が少ないためダイヤ外れのリスクも軽減されます。おすすめの鍛造ブランドを2つご紹介。
フィッシャー｜ドイツの鍛造ブランド
ものづくりの都ドイツを代表する鍛造ブランド。鍛え上げた密度の高い金属をくり抜いて作ることで繋ぎ目がなく頑丈な結婚指輪になります。ドイツでは指輪作りに国家資格が必要。
20年以上指輪作りに携わる「ゴールドマイスター」という職人が結婚指輪を作ってくれます。伝統的で硬派な鍛造デザインが揃うブランド。
マイスター｜スイスの鍛造ブランド
スイスもドイツと同じく金細工職人になるには「プラチナ・ゴールドスミス」という国家資格が必要。マイスター社では社内に職人だけでなく、デザイナー、宝石学者や研磨職人など各分野のスペシャリストがチームとなって在籍しています。
伝統と革新を融合させたおしゃれな鍛造デザインが揃うブランド。
まとめ｜結婚指輪のダイヤ外れについて
- 結婚指輪は小さく繊細。日頃から負担を与えないことが重要
- ダイヤ外れの原因は指輪の歪みや爪の開きなど
- ダイヤ外れが起きた場合は購入店舗で修理が可能
- 強度が高い素材や製法の結婚指輪もおすすめ
いかがでしたか？ダイヤ外れについて知ることで少しでも結婚指輪選びの参考になれば嬉しいです。
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