婚約指輪やダイヤモンドのジュエリーを購入すると鑑定書がついてくることをご存知の方も多いはず。でもこの鑑定書、ちょっと謎に包まれている部分が多いですよね。
今回は、鑑定とは何なのか、一体どんな役に立つのか、鑑定書にまつわる疑問にまとめてお答え。
合わせて、ジュエリー好きしか知らない、ダイヤモンド鑑定のコアな知識もお届けします。
ダイヤモンドの鑑定書って何?

その名の通り、ダイヤモンドの鑑定結果が書かれているのが鑑定書。
鑑定書を見ることで、そのダイヤモンドがどのくらい特別で希少なものなのかを、誰でも理解することができます。

ダイヤモンドの鑑定には、4C(ヨンシー)という4つの項目を使用します。
①carat (カラット:重量・大きさ)
②color(カラー:色)
③clarity(クラリティ:透明度)
④cut(カット:研磨)
4つの観点で、ダイヤモンドの価値や希少性を測っています。
この基準は世界基準。宝石の研究・教育・基準制定の最重要機関である「米国宝石学会」(通称:GIA)が定めた、信頼できる指標です。
①〜③についてはダイヤモンドの希少性、④についてはダイヤモンドの輝きを左右する基準です。
それぞれの項目の詳しい解説は、以下の記事で確認してみてくださいね。
鑑定書は必ずついてくる?ないのはどうして?

ダイヤモンドの鑑定にはお金がかかります。そのため、ある程度は希少性が高く、特別なダイヤモンドにのみ鑑定書が発行されています。
例えば、婚約指輪に使用されることの多い0.15ct以上のダイヤモンドは鑑定書がつくことが多い模様。
それ以下の場合は、ダイヤモンドの金額に対して鑑定のための金額が多くなってしまうため、鑑定をしないことが通常です。
0.15ct以上のダイヤモンドであっても、鑑定をしないことももちろんあります。鑑定することによって、より一層価値の高さが証明できるかどうかが基準になっているといえますね。
鑑定書は何の役に立つ?なんで必要なの?

ダイヤモンドは、一眼見ただけでその希少性を理解することは難しいです。鑑定書があることによって、ダイヤモンドの品質が誰の目にもわかる形で保証できます。これが鑑定書を発行する一番大きな理由でしょう。
ダイヤモンドを購入する際も、鑑定書があることによって、信頼できる品物なのかどうか判断することができますよね。
ダイヤモンドの価値は経年で劣化することがありません。今の輝きは何十年後も変わりませんし、こだわって選んだグレードが年々衰えていくこともありません。その特別さを、読める形で証明したものが、鑑定書です。
少し特殊な例ですが、超高額なダイヤモンドとなると、保険をかけるために鑑定書が必要になる場合もあるようです。
鑑別書と鑑定書の違いとは

鑑定書とよく似ているのが鑑別書。こちらは、ダイヤモンドに限らず、いろいろな宝石に対して発行されます。
鑑別書には、その鉱物が何の宝石であるか、天然なのか人工なのかなど「宝石の種類や特徴」が記されています。
鑑定書との大きな違いは、品質やグレードは一切書かれていないこと。鑑別書は宝石であることを証明するものです。
鑑定機関にもグレードが存在する?

ダイヤモンドの鑑定機関はさまざま存在します。また、個人の鑑定士が独自の鑑定を出すことも可能。
少しマニアックな話ですが、さまざまな場所から鑑定書を発行できるため、実はこの鑑定機関にもランクが存在するといわれています。
日本国内では、鑑定結果の信頼性順にA鑑・B鑑・C鑑とよぶことがあります。

A鑑といわれるのは、以下の3つ。
・GIA(米国宝石学会)
・CGL(中央宝石研究所)
・AGT(AGTジェムラボラトリー)
鑑定機関の中でも、公正な結果として信頼されています。日本国内のブランド、特にブライダルブランドでは上記3つのうちのいずれかで鑑定をとっていることが多いです。
上記以外の鑑定機関や自社や個人での鑑定が、B鑑やC鑑に分類されます。
こちらはあくまでも日本国内で呼ばれている俗称にすぎません。正式に認定されているランクではない点に注意が必要です。
A鑑以外はNG?そんなことはありません
鑑定書のランクに縛られずとも、品質の良いダイヤモンドを扱っているブランドは存在します。
その最たるブランドがラザールダイヤモンド。アメリカニューヨークに本拠地を構えているダイヤモンドカッターズブランドです。

このラザールダイヤモンド、自社でカッティングをしたダイヤモンドに自社で鑑定書を発行しているのですが、権威ある研究機関「GIA」とゆかりの深いブランドです。
そもそもダイヤモンドの評価基準「カット」は、ラザールダイヤモンドの創始者、ラザール・キャプランによって提唱されました。
何を隠そう、ダイヤモンドの理想的な形状とされる「アイディアルメイク」のカットに世界で初めて成功したのが、ラザールダイヤモンドなのです。
1958年にはラザール・キャプランの息子であるジョージ・キャプランがGIAの取締役に任命され、1964年にラザール・キャプランはGIAの名誉副会長にまでなっています。
ラザールが生み出したアイディアルメイクというダイヤモンドの形は、今でもGIAの教科書に”ダイヤモンドの理想的なプロポーション”として掲載されています。
アイディアルメイクが生み出す、瑞々しく鮮やかな虹色の輝きは、今でも世界の人々の心を掴んで離しません。
ヨーロッパでは違う鑑定機関も存在
日本では、GIAをはじめとする米国の鑑定機関が権威を持っている一方、ヨーロッパではヨーロッパの鑑定機関が信頼されています。
例えばベルギー、アントワープにはHRDという世界的な鑑定機関が存在します。ヨーロッパでは、GIAよりも権威ある鑑定機関とされています。

ダイヤモンド産業の本場はヨーロッパ。そう考えると、アメリカのGIA鑑定だけが全てではないのも納得ですよね。
例えば、ヨーロッパで最高峰のダイヤモンドカッターズブランド「ロイヤル・アッシャー」では、自社で鑑定書を発行していますが、実はHRDでの鑑定もおこなっています。

ロイヤル・アッシャーも先述のラザールダイヤモンドも世界三大ダイヤモンドカッターズブランドに数えられる最高峰ブランド。
ダイヤモンドの品質にこだわるのであれば、見ない訳にはいきません。
鑑定書を知って自信を持ってダイヤモンドを選ぼう!

いかがでしたか?ここまでダイヤモンドの鑑定書や鑑別書について、解説してきました。
- 鑑定書にはダイヤモンドの4Cという基準に基づいた評価が記載されている
- 鑑定する機関にもグレードがあり、信頼性の高い鑑定機関は俗にA鑑と呼ばれている
- 同じ4Cの鑑定でも、ブランドや文化圏によって権威を持つ鑑定機関には差がある
- 4C以外の基準に照らし合わせた鑑定はこだわりがなければ無しでOK
主に4つのことについて解説してきました。
もしこれから、ダイヤモンドの婚約指輪やジュエリーを購入する場合でも、自信を持って選ぶことができるはず。

ぜひ実際に店頭で本物のダイヤモンドを見ながら比較してみてください。
東日本最大級のブライダルジュエリー専門店一真堂 桜木インター店では、GIA鑑定のダイヤモンドを扱う日本ブランドはもちろん、世界三大カッターズブランドであるラザールダイヤモンド、ロイヤル・アッシャー、そして今回の記事では紹介できなかったモニッケンダムを店頭で見ていただくことが可能です。

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