あなたは、今まさにパートナーと結婚指輪の好みが合わなくて悩んでいるのではないでしょうか?
“相手と話し合いましょう”、”夫婦になるのだから折り合いをつけましょう”、そう言われても、好みが変わるわけではないし、なかなか解決しませんよね。
今回は、年間200組以上・通算1200組以上のブライダル接客を経験してきた筆者が辿り着いた、「結婚指輪の好みが合わない」悩みを解決するヒントを提案します。
一人で熟読もよし、パートナーにシェアして読んでもらうもよし。ぜひ円満な結婚指輪選びの一助にしてください。それでは早速スタートです。
- 1 結婚指輪の好みが合わない場合に知りたい10個のアイディア
- 2 前提を確認してみよう:なぜおそろいがいいの?
- 3 おそろいの定義を確認しよう:同じ見た目?ペアで販売されているもの?
- 4 どれだけこの指輪が欲しい?プレゼンしてみよう
- 5 素材は好きなものを選んでOK、仕上げは後から変えられるかも!
- 6 絶対にペアの指輪はないの?他のブランドも検討してみて
- 7 姉妹ブランドがある場合は要チェック
- 8 手作り結婚指輪はつけ心地についても検討しよう
- 9 ゆずれない…なら婚約指輪として用意しよう
- 10 どちらかは結婚指輪10年目の記念品にしよう
- 11 別のデザインにするなら、お互いにプレゼントしよう
- 12 二人にとって1番の結婚指輪が見つかりますように
結婚指輪の好みが合わない場合に知りたい10個のアイディア

まずは結論から。結婚指輪の好みが合わなかった時に知っていると解決に近づくアイディアは以下の通り。
- どうしておそろいにしたいのか整理しよう
- 「おそろい」の定義を確認しよう
- どうしてその指輪がいいのかプレゼンしよう
- 素材は別のものを選んでもOK、仕上げは変えられるか確認しよう
- 他のブランドまで視野を広げてみよう
- 同じ職人さんの姉妹ブランドを探してみよう
- 手作り結婚指輪はつけ心地についても検討しよう
- どちらかを婚約指輪として用意しよう
- どちらかを結婚10周年に用意しよう
- それぞれが着ける指輪を贈り合おう
それぞれ詳しく確認していきます。
前提を確認してみよう:なぜおそろいがいいの?

そもそも結婚指輪をペアにしたいのはどうしてですか?一度立ち止まって整理してみましょう。
結婚指輪に対しての価値観は様々ですが
①一生に一度だから「お揃いのものを用意すること」に価値がある
②絆の証だから、「一生身につけて過ごすこと」に価値がある
おおよそこの二つに分けられるはずです。
例えば、①を大事にしたいという二人は、一番好きなデザインが別々であれば、2番目、3番目、とおそろいにできるデザインの方を優先して選びます。
自分の好きなデザインよりも、パートナーと一緒のものを選ぶことのほうが価値があるからです。

一方で、もし②の方が大切だと感じるのであれば、別々のデザインを組み合わせることも、悪くない選択だといえます。
②を大事にしたい二人は、「自分がこの指輪を何十年先も大切に身につけられるかな?」という視点でデザイン選びをされます。
見た目は少し違っても、お互いに一番似合うもの、一番好きな指輪を選んだほうが将来ずっと指輪を大切に身につけることができる。その方が価値があると考えているのです。
確かに、せっかくこだわって用意した結婚指輪、パートナーはデザインが気に入らず着けてくれない…となったらとても悲しいですよね。
結婚指輪をおそろいにしたいのはどうしてかな?と、ひと呼吸おいて整理してみるのがおすすめです。
おそろいの定義を確認しよう:同じ見た目?ペアで販売されているもの?

価値観を確認した上で「おそろいであること」を大切にしたいのであれば、その定義を確認してみましょう。
二人の結婚指輪のおそろいとは見た目の形のことですか?
おそろいとして販売されていることですか?
というのも、ブランドやモデルが別でも、見た目がそっくりの指輪はこの世にごまんと存在します。反対に、ペアとしてデザインされている結婚指輪でも、二人の見た目が全く違うものもたくさん存在しているのです。
「おそろいの見た目」を大事にしたいのであれば、無理にブランドやペアで販売されているものにこだわる必要はないかもしれません。
もし、パッとみた時の「見た目のおそろい感」を大事にしたいのであれば、指輪の「デザインの要素の1つは全く同じにすること」をおすすめします。
形も幅も違うなら、素材の色味は一緒にする。
素材も形も違うなら、表面の仕上げは合わせる。
表面仕上げも色味も違うなら、同じ位置にダイヤモンドをつける。
などなど、違うところの中におそろいのポイントを一つ作るのです。

ふたりの結婚指輪のデザインを見て、ペアかどうかをジャッジする人は世の中にほとんどいません。ワンポイントが同じ指輪をつけている二人の姿を見たら、結婚指輪をしていると一目でわかるはずですよ。
どれだけこの指輪が欲しい?プレゼンしてみよう

大切なパートナーと、欲しいと思う結婚指輪のデザインが別々だったら寂しいですよね。こんなに気に入ったのに、どうしてわかってくれないのかなと、相手にがっかりした気持ちを抱いてしまうかもしれません。
そんな時はぜひ、お互いに指輪のどこを気に入ったのかプレゼンをしてみてください。
「実はこの指輪の方があなたの雰囲気にピッタリだと思うからつけて欲しくて」
「他の指輪のデザインは覚えてないけど、これだけはピンときたから、ずっと大切にできると思うんだ」
「デザインもだけど、強度が安心だから…絆の証の指輪が壊れたら悲しいじゃん」
「手がコンプレックスだけど、指が長く見えるこの指輪の形なら自信を持ってつけられる気がする」
言葉にしてみると、自分の気持ちも整理されます。相手が想像以上に結婚指輪のことを本気で悩んでくれるのがわかると、それだけで嬉しい気持ちになれます。
相手の思いがわかれば、意外とすんなり気持ちが動くことも多いです。ぜひお互いにその指輪のどんなところが好きなのか、プレゼンをしあってみてください。
素材は好きなものを選んでOK、仕上げは後から変えられるかも!

自分はピンクゴールドが気になるけど、相手はプラチナがいいみたい…。表面仕上げはツヤツヤ鏡面がいいけど、相手はつや消しにしたいみたい…と希望のアレンジがそろわないこともありますよね。
実は素材に関しては、お互い好きなものを選ぶ方が圧倒的に多いです。結婚指輪といえど、何もかもをパートナーと同じにしなくてはいけない、なんてことはないのです。
好みや、手持ちのジュエリーの色味、手肌の色味など、似合う色や使いやすい色味は人によって異なるので、過度に一緒にすることにこだわらなくても大丈夫です。
また、指輪の表面仕上げに関しては、ブランドによっては後で変更できることも。初めは新婚さんらしくツヤツヤで作成して、しばらくしたらつや消しに変更、ということも可能な場合があります。ぜひ店員さんに確認してみてください。
結婚指輪はどんな表面仕上げでも、使用していくうちに小傷が入るので、だんだんと同じような見た目に変化していきます。
小傷によって、つや消し加工は加工が取れていきツヤっぽい印象に、ツヤツヤ鏡面仕上げはつや消しっぽい印象に…。時を重ねて徐々におそろいに近づいていきますので、その変化を楽しむのも良いかもしれません。
絶対にペアの指輪はないの?他のブランドも検討してみて

どうしても指輪の好みが合わない、と悩むのであれば、一度他のブランドに視野を広げてみるのもおすすめです。結婚指輪を取り扱うブランドは、数えきれないほど存在しています。
中には伝統技法を使って作成している指輪や、レアメタルなど特殊な素材を使用している指輪、芸術作品や現代アートのように特別な形をした指輪など、想像もしていなかったデザインの結婚指輪を選べるブランドも存在します。

イメージと全く違うものを見ることによって、好みがガラリと変わることもあります。いっそのこと気分転換も兼ねて別のブランドものぞいてみましょう。
姉妹ブランドがある場合は要チェック
指輪選びの視野を広げる方法としておすすめなのが、姉妹ブランドを検討することです。
デザインの好みが合わない時に、全くの別ブランドと組み合わせるのは抵抗がありますが、使用している素材や、保証内容が同じ姉妹ブランドであれば気持ちのハードルも下がりますよね。
もし検討中のブランドに姉妹ブランドが存在するのであれば、一度確認してみることをおすすめします。
▼おすすめの姉妹ブランドご紹介
手作り結婚指輪はつけ心地についても検討しよう

結婚指輪を手作りにするか、既存のブランドで購入するかで意見が合わない場合もあるかと思います。 一生の思い出になるリングの手作りですが、”指輪のつけ心地”についても検討することをおすすめします。
結婚指輪は一生涯肌身離さず身につけるリングです。感覚の繊細な手指でストレスフリーに使用を続けるためには、つけ心地の良さが欠かせません。手作りの結婚指輪はどちらかというと体験に重きをおいた指輪ですので、つけ心地にこだわってプロフェッショナルが制作した既存リングと比べるとやはり差が出ます。
また、経年の使用に耐えうる強度や耐久性の面で比べても、指輪作りに精通した職人が手がける結婚指輪の方が高品質と言えるでしょう。

せっかくの結婚指輪なのに、違和感があってつけていられない…となるのはとても悲しいことです。
結婚指輪はその道に精通したプロに任せた方が安心ともいえます。
おそろいのものを手作りする特別感は指輪にこだわらなくても経験できます。ジュエリーや小物、結婚指輪以外のアイテムを手作りして、二人の素敵な思い出を増やして欲しいと思います。
ゆずれない…なら婚約指輪として用意しよう

色々考えたけど、やっぱりどちらも譲れないと思う時だってありますよね。そんな時は、候補のリングを「婚約指輪」として用意するのはいかがでしょうか?
結婚指輪が選びきれないのであれば、結婚指輪として買うことをやめてしまいましょう。
最近では、結婚指輪と婚約指輪の重ねづけも人気です。必ずしも左手の薬指のつける指輪は1本の結婚指輪だけである必要はないのです。
自分が気に入ったリングと、パートナーが気に入ったリング、世界でひとつだけの尊い組み合わせだと思いませんか?
どうしてもお互いの意見を譲れない、と困ってしまった時に提案してみてほしい方法です。
どちらかは結婚指輪10年目の記念品にしよう

いやいや、婚約指輪はもう用意してもらったし、金額的にも2本買うのは現実的じゃない…という場合はどうすれば良いでしょうか。
そんな時は、どちらかを結婚10周年の記念リングとして購入する楽しみをとっておくのはいかがでしょうか?
結婚10周年は「スイートテン」と言って、ダイヤモンドのジュエリーを贈る習慣があります。ダイヤモンドジュエリーに限らずとも、記念にペアリングやペアのジュエリーをお求めになるご夫婦様も多いのです。
せっかく気に入った候補の結婚指輪、どちらかを諦めてしまうなんてもったいない。未来の二人の楽しみとして残しておくのも素敵な選択だと思います。
別のデザインにするなら、お互いにプレゼントしよう

相談の上、別々のデザインを選ぶことにした場合は、お互いに指輪をプレゼントし合う(相手のつける指輪を買ってあげる)のはいかがでしょうか?
大切な人からの贈り物は大切にしたいと思うはず。こだわり抜いたお気に入りのデザインの指輪ならなおのことです。
自分のために愛する人が頑張って購入してくれた結婚指輪が、いつも左手に輝いている……愛着を持って末長く愛用できる気がしますよね。
二人にとって1番の結婚指輪が見つかりますように

結婚指輪の好みが合わない時に知っておきたい10個の解決に導くアイディアをご紹介しました。結婚指輪は夫婦になるために必須のアイテムではありません。でもだからこそ、「結婚指輪を用意したい」という想いはとても尊いものだと筆者は感じています。
二人の絆を込めるにふさわしい、最高の結婚指輪が用意できるように願っています。
お迷いごとはぜひ下記へご相談ください。

新潟の婚約・結婚指輪専門店
ブライダルジュエリーショップ
一真堂 桜木インター店
〒950-0938
新潟県新潟市中央区神道寺2丁目7-5
Tel:025-244-7055
営業時間:11:00〜19:00
定休日:12/31・1/1











