「真に美しいダイヤモンドを身に着けたい!」とお考えの方には、信頼性の高い鑑定機関で鑑定を受けているダイヤモンドがおすすめです。
世界的に権威のある名ジュエラーからの信頼も厚い、鑑定機関をご紹介します。
名ジュエラーも信頼するダイヤモンド鑑定機関
世界中に、多くのダイヤモンド鑑定機関が存在します。そのなかで信頼性・専門性がトップクラスなのは「GIA」「HRD」の二つ。それぞれの機関について学んでみましょう。
GIA:アメリカのダイヤモンド鑑定機関
GIAの総称はGemological Institute of America(米国宝石学会)。1931年に創立された非営利の宝石学研究及び教育機関になります。
カリフォルニア州のカールスバッドに本部を置き、世界11か国に拠点のある鑑定機関です。
ダイヤモンドの鑑定に必要な国際基準『4C』を生み出したのもGIAで、世界最大の権威のある機関と言われています。公共の利益を目的とした非営利の鑑定機関のため、公平で確実な評価をしてくれています。
世界中のジュエラーから信頼を得ており、あのハリーウィンストンやカルティエといった名ジュエラーもGIA鑑定機関での鑑定を受けています。
HRD:ベルギーのダイヤモンド鑑定機関
ベルギーはダイヤモンド流通量の84%が集まるダイヤモンド大国。
そのベルギーのアントワープでダイヤモンド産業を統括しているAWDC(アントワープ ワールド ダイヤモンドセンター)によって運営されている鑑定機関がHRDです。
GIAと並ぶ世界的なダイヤモンド鑑定機関で、ヨーロッパではGIAよりも権威があるとされる鑑定機関になります。
鑑定には「IDC規則(研磨ダイヤモンド等級付け国際規則)」を用いており、非常に詳細な鑑定項目を持っています。これが世界で最も鑑定が厳しい機関と言われる理由。
信頼できる鑑定機関からダイヤモンドを選ぶ
鑑定機関について学んだら、美しいダイヤモンドを判断する力はつきましたね。次のステップは、実際にどのブランドを選ぶべきか。
ブランドごとに情報を開示しているかどうか、もしくは扱う鑑定機関は単一か複数か、など違いがあります。全てを調べ尽くすことは難しいでしょう。
ここでは代表して、ダイヤモンドブランドとして名を馳せるブランドにフォーカスします。
GIAも認める名ジュエラー「ラザールダイヤモンド」
世界三大ダイヤモンドカッターズブランドのひとつである「ラザールダイヤモンド」は、GIAにカットの重要性を説き、従来の3Cにカットを加えるよう提唱し、4Cを確立させたブランドです。
4C確立前はカットを除く3Cのみでの鑑定だったため、ダイヤモンド業界に大きく貢献しました。また、GIAで鑑定を行う際の見本となるダイヤモンド=マスターストーンにもラザールダイヤモンドがカットしたダイヤモンドが採用されています。
世界一美しいと称される名ジュエラー「ラザールダイヤモンド」のリングデザインやブランドについては、こちらから詳しくご覧いただけます。
英国王室御用達のブランド「ロイヤルアッシャー」
エリザベス女王の王冠や杖に留められた非常に大きなダイヤモンドをカットし英国王室御用達のブランド「ロイヤル・アッシャー」では、ダイヤモンドの鑑定をHRDに依頼しています。
ロイヤル・アッシャーが手掛けるダイヤモンドはヨーロッパで主流となっているヨーロピアンカット。ヨーロッパで愛される伝統的なダイヤモンドカット「ヨーロピアンカット」については、こちらの記事で詳しく解説しています。
白色光のブリリアンスが特徴的で、上品な輝きが生まれるカット方法です。ヨーロッパで好まれるカットが施されたダイヤモンドは、やはりヨーロッパで権威のあるHRD鑑定機関で鑑定されています。
ダイヤモンド鑑定機関 まとめ
以上、名ジュエラーの信頼の厚い鑑定機関・GIAとHRDについてご紹介しました。世界の東西に、最も権威性・専門性のある鑑定機関が存在します。鑑定機関の公平性によってダイヤモンドのグレードは大きく変わるもの。
一生に一度のダイヤモンド、ぜひ鑑定機関もこだわりながら本当に質の良いものをお選びください。
これであなたも目利きに!ダイヤモンドの輝きの種類と違いを知るなら、こちらの記事がおすすめ。
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