ロイヤル・アッシャーの歴史|名門ダイヤモンドジュエラー170年の軌跡

ROYAL ASSCHER(ロイヤル・アッシャー)

ロイヤル・アッシャーのセットリング

2024年には170周年を迎えた、オランダの名門ダイヤモンドジュエラー「ロイヤル・アッシャー」。白く透明感のあるダイヤモンドの輝きは、時代を超えて人々に愛されてきました。

そんなロイヤル・アッシャーが、創業から現代まで歩んできた歴史を紐解いていきましょう。

▶︎ロイヤル・アッシャー|ブランド紹介ページ

ロイヤル・アッシャー170年の歴史と歩み

1854年|オランダ アムステルダムで創業

オランダの空

ロイヤル・アッシャー創業の地オランダは、国土面積4万1526㎡と日本の九州ほどの大きさの国。

オランダの国名は英語で「低地の国」という意味をもつ「Netherlands(ネザーランド)」。元々国土の4分の1が海抜0m以下であったことが由来といわれています。

豊かな自然と広い空。オランダの風景として誰しもが思い浮かべる大きな風車は、湿地帯を干拓し国土を広げるために用いられたものです。

関連記事:ロイヤル・アッシャールフト|澄み切った青空をモチーフにしたコレクション

オランダのチューリップ

そうして生まれた干拓地を利用して、今やオランダを代表するチューリップやチーズなどを生産するように。そして、世界有数の農業大国へと成長していきました。

関連記事:ロイヤル・アッシャーフロリアード|花の国オランダを象徴するコレクション

そんなオランダで当時世界貿易の中心地であった首都アムステルダムでは、ダイヤモンド産業が非常に活発になりダイヤモンドの取引所が設立されていました。

ダイヤモンドの本場アムステルダムで、当時すでにダイヤモンド業界で名高い職人であった、ジョセフ・アイザック・アッシャーによって「アッシャー社」が創業したのです。

1903年|エクセルシオー(995.2ct)のカットに成功

1893年に発見されたダイヤモンド原石「エクセルシオー」。当時世界最大であったこのダイヤモンドは、ヤハースフォンテイン鉱山の鉱員によって発見されました。

そのニュースは瞬く間に世界中に広がり、世界最高峰のダイヤモンドカッターとして名声を得ていた、アッシャー社のジョセフ・アッシャー兄弟がカットを担うことに。

カットは見事成功し、995.2ctの原石であったエクセルシオーは、10個のダイヤモンドへと姿を変えました。

1908年|カリナン(3,106ct)のカットに成功

1905年 南アフリカのプレミア鉱山にて、なんとエクセルシオーの3倍以上である3,106ctのダイヤモンド原石が発見されます。

カリナンのレプリカ
3,106ctのカリナンのレプリカ

世界最大を更新したこの原石は、鉱山主であったトーマス・カリナンの名をとり「カリナン」と名付けられました。その大きさは男性の握りこぶしほどもあったとか。

カリナンはその後1907年に英国エドワードⅦ世へと献上されます。カリナンの発見まで世界最大であったエクセルシオーのカットを成功させた実績から、英国国王はアッシャー兄弟をロンドンへ呼び寄せ、カリナンの今後についてを相談をしました。

あまりの見事な大きさに国王陛下は当初、カリナンを原石のまま保管することを考えます。しかし、アッシャー兄弟が「ダイヤモンドは輝いてこそ」とカットを進言。そのカットを託されたのです。

関連記事:世界最大のダイヤモンド原石「カリナン」|ダイヤモンド雑学

ロイヤルアッシャー カッティング

世界最大のダイヤモンド原石カットと世界中から注目が集まる一刀目。しかし、その瞬間に割れたのはダイヤモンドではなく刃のほうでした。

数週間後、より強固な刃を用いて作業が再開。最初にカリナンを割った時、ジョセフ・アッシャーは安堵の歓声をあげ、喜びにシャンパンを開けたともいわれています。

困難と思われたカットを見事成功させ、カリナンは9個の大きなダイヤモンドと96個の小さなダイヤモンドに姿を変えました。

その後カリナンは大英帝国のクラウンジュエルへとセッティングされることになります。

最も大きなカリナンⅠ世は「The Great Star of Africa(偉大なアフリカの星)」と呼ばれ、英国王室の王笏に。2番目に大きなカリナンⅡ世は大英帝国王冠へと飾られました。

今も英国議会の開会式や英国王室の戴冠式に用いられ、私達もその輝きを目にすることができます。

式典以外では、英国王室の至宝としてロンドン塔の「ジュエルハウス」に展示され、訪れる多くの人々を魅了しています。

1980年|「ロイヤル」の称号を授与される

「ロイヤルの称号」授与認定書
「ロイヤルの称号」授与認定書

永年の功績と信頼に対し、オランダのユリアナ女王より「ロイヤル」の称号を授与されました。ロイヤルを授けられるのは、1業種につき限られた1社のみ。

つまり、アッシャー社が名実ともにダイヤモンド業界の最高峰に立ったことを意味し、「ロイヤル」の称号を許された唯一のダイヤモンドブランドとなったのです。

称号を授かったアッシャー社は、社名を「ロイヤル・アッシャー」社としました。さらに、2011年にはオランダのベアトリクス女王よりロイヤルの称号を再度授与されています。

2014年|5代目エドワード・アッシャーが「ワールド・ダイヤモンド・カウンシル」代表に

ロイヤル・アッシャー 鑑定書

World Diamond Council(ワールド・ダイヤモンド・カウンシル)とは、2000年に創立された紛争ダイヤモンドの利用・取引を防止する国際組織。

生産者、国際連合、ダイヤモンド生産国政府、NPOなどが連携して設立されました。2014~2016年、2020年にエドワード・アッシャーがワールドダイヤモンドカウンシルの代表に。

ロイヤル・アッシャー社が扱うすべてのダイヤモンドは、キンバリー・プロセスのガイドラインに従っています。紛争を助長する原因となるダイヤモンド、出所が不確かな原石は一切使用しません。

ロイヤル・アッシャー社がこだわる、クリーンなダイヤモンドは生産過程に関わるすべての人、そして身につける人に幸福と美しさを提供し続けています。

関連記事:キンバリー・プロセス認証制度とは?クリーンなダイヤモンドを選ぶために

2024年|ロイヤル・アッシャー社 創業170周年

ロイヤル・アッシャーの170周年ハイジュエリー

2024年ロイヤル・アッシャーは創業170周年を迎えました。1854年にアムステルダムから始まったダイヤモンドへの情熱は、170年後の現代でも脈々と受け継がれています。

ロイヤル・アッシャーが生み出す白く高貴な輝きのダイヤモンドは、これからも多くの人々の人生に寄り添い、永遠に輝き続けていくでしょう。

関連記事:ロイヤル・アッシャーのダイヤモンド|白く上品な輝きの秘密

ロイヤル・アッシャーが生み出したカットの歴史

ロイヤルアッシャーが開発したカット

ロイヤル・アッシャーは、世界三大ダイヤモンドカッターズブランドのひとつ。更なる輝きのため、自社で多くのカットを開発し、ダイヤモンド業界を牽引してきました。

現代でも愛される、エメラルド・カットやトリリアント・カットも実はロイヤル・アッシャーが開発したカットです。

飽くなき探求を続けるロイヤル・アッシャーが生み出した、代表的なカットをご紹介。

関連記事:世界三大ダイヤモンドカッターズブランドの魅力を比較

1902年|アッシャー・カットを開発

アッシャー・カット

後にカリナンのカットを成功させる、3代目ジョセフ・アッシャーによって開発されたカット。58面体から成る、革新的な8角形のフォルムは一世を風靡し、模範的なスクエアカットと称されました。

フォルムの完成度は高いものの、輝きについては未完成だとし更なる輝きを求めていました。

2000年|ロイヤル・アッシャー・カットを開発

ロイヤル・アッシャー・カット

「アッシャー・カット」にさらなる輝きをもたらすために、5代目エドワード・アッシャーとヨープ・アッシャーの研究と情熱によって開発されたカット。

アッシャー・カットの開発から約100年の時を経て、74面体へと進化を遂げました。

関連記事:ロイヤル・アッシャー・カットの婚約指輪をご紹介

2015年|ロイヤル・アッシャー・ブリリアントカットを開発

ロイヤル・アッシャー・ブリリアントカット

5代目エドワード・アッシャーと6代目マイク・アッシャー親子の研究から生み出されました。

伝統的な58面体のラウンドブリリアントカットに、16面のファセットを加えることで更なる輝きを実現した74面体。

ブランドを象徴する「カリナンⅠ世」「カリナンⅡ世」と同数のファセットを持つことを叶えた、伝統と革新を両立したカットです。

関連記事:【比較】ロイヤル・アッシャー・ブリリアントカットと一般的なダイヤモンドの違い

2016年|ロイヤル・アッシャー・クッションカットを開発

ロイヤル・アッシャー・クッションカット

英国国王の至宝、グラニーズ・チップスに採用されたクッションカット「カリナンⅣ世」から着想を得た74面体のカット。

スクエアのフォルムでありながら、柔らかく優美な印象を与える形が魅力的。

2017年|ロイヤル・アッシャー・オーバルカットを開発

ロイヤル・アッシャー・オーバルカット

58面体の一般的なオーバルカットに、新たな16面を加え74面体へと進化させました。

光の反射と輝きを最大化するために、縦横の比率を1.4±:1と規定することで安定感のある姿と美しい輝きを実現。

2020年|ロイヤル・アッシャー・ペアシェイプカットを開発

ロイヤル・アッシャー・ペアシェイプカット

6代目共同代表のマイク・アッシャーが開発した76面体のペアシェイプカット。通常のペシェイプよりも、ファセットを増やしたことできらめきが強く、洗練された美しさを放ちます。

ロイヤル・アッシャーが生み出した記念すべき5つ目のオリジナルカットです。

関連記事:ダイヤモンド知識|個性豊かなファンシーカットの種類をご紹介

ロイヤル・アッシャーの歴史 まとめ

ロイヤル・アッシャーのイメージ

こちらの記事ではロイヤル・アッシャー社、170年の歴史を解説しました。

ロイヤル・アッシャーの情熱を歴史を知ることで、美しいダイヤモンドの輝きがより一層魅力的に感じられるようになれば幸いです。

実際のダイヤモンドの輝きは、ぜひショップにてご体感ください。

新潟県新潟市一真堂桜木インター店の外観画像

新潟の婚約・結婚指輪専門店
ブライダルジュエリーショップ
一真堂 桜木インター店
〒950-0938
新潟県新潟市中央区神道寺2丁目7-5
Tel:025-244-7055
営業時間:11:00〜19:00
定休日:12/31・1/1・第3水曜日