プロポーズや結婚の準備に欠かせない指輪選び。
皆さんは結婚指輪(マリッジリング)と婚約指輪(エンゲージリング)の違い、正しく知っていますか?
結婚準備は初めてのことばかりなので、聞いたことはあるけれどよく分からないことも多いはず。
そこで今回は、それぞれの意味合いやデザイン、買うタイミング、総額の相場など、結婚指輪と婚約指輪の違いについて徹底的に解説します。
▷【図解あり】結婚指輪とはどんなものか手早く知りたい方はこちらの記事もおすすめ→→[結婚指輪のイラスト付] 結婚指輪(マリッジリング)とは?
▷婚約指輪の疑問を解決するにはコチラ→→【婚約指輪(エンゲージリング)の10の疑問を解決Q&A】
結婚指輪と婚約指輪、それぞれの意味の違い
まずは結婚指輪と婚約指輪が持つ、それぞれの意味合いについてご説明します。
結婚指輪はふたりの「夫婦の証」
結婚指輪(マリッジリング)は、結婚が決まったふたりが「夫婦の証」として左手の薬指に着ける指輪のことです。
恋人としてお付き合いしていたふたりが、夫婦としてともに歩んでいく節目や区切りを表すもの。さらには、他者から既婚者であることがわかる目印にもなるものです。
結婚指輪を着けることで、自他ともに結婚したことを実感できるアイテム!
▷どんなことに注意して指輪選びをしたらいい?結婚指輪の選び方ガイド
婚約指輪は「婚約の証」
婚約指輪(エンゲージリング)は女性が「婚約の証」として左手の薬指に身に着ける指輪。
男性から女性へ「婚約の証」として贈られる特別な贈り物である婚約指輪。プロポーズの際に男性から女性へ贈られる唯一無二のプレゼントですね。
なぜ、左手の薬指に着ける?
そもそも結婚指輪と婚約指輪を左手の薬指に着けるのはなぜでしょう。
これは、古代ギリシャ時代に左手の薬指には『心臓へとつながる血管がある』と信じられてきたことに由来します。
当時、心臓は感情や愛を司る部分、まさに”心そのもの”だとされていました。英語で心臓のことを「ハート」と呼ぶことからもそれが伺えますが、薬指にはその心臓から繋がる太い血管があると信じられてきたそう。
そのような理由から、夫婦の愛を結ぶ結婚指輪は左手の薬指に着けるようになったとされています。(諸説あり)
なんとも、ロマンチックな理由!
結婚指輪と婚約指輪のデザインの違い
続いては、結婚指輪と婚約指輪のデザインの違いについてご説明します。
結婚指輪はライフスタイルに合ったデザインが選ばれる?
結婚指輪といえば、シンプルなデザインが一般的に想像されます。シーンを問わず着けられるため、デザインが多様化している今でもシンプルな結婚指輪は不動の人気No.1。
▷シンプルな結婚指輪について詳しく知りたい方はこちら→→みんなが選ぶ人気の”シンプル”を徹底解説
しかし「結婚指輪はこういうもの」というデザインの縛りがもありません。
- 仕事でも着けやすいシンプルなデザイン
- 休みの日にしか着けないから思いっきり華やかなデザイン
- 誰とも被らないような個性あふれるデザイン
など、ご自身のライフスタイルや好みに合わせて、選びましょう!
▷結婚指輪に自分らしさを。ライフスタイルに合わせた個性あふれる結婚指輪についてのまとめ記事はこちら→→『個性的な結婚指輪|人と被らないおしゃれなリング選びの6つのポイント!』
結婚指輪はおふたりの幸せの象徴となる指輪です。シンプルにしても、個性たっぷりな結婚指輪にしても、お手元を見る度に心躍るようなデザインがいいですね!
婚約指輪は大きなダイヤモンドを
婚約指輪の最大の特徴は大粒のダイヤモンドが留められていること。
結婚指輪とは異なり、日常生活でずっとではなくお出かけのタイミングで着けることがほとんど。そのため、身につけやすさよりも特別感を重視して選ばれる方が多いようです。
起源は中世ヨーロッパまで遡ると言われている婚約指輪。
自然界の中で最も硬い鉱物であるダイヤモンドは、その硬さから権力の象徴として王侯貴族の持ち物とされていました。
いつしかその硬さから「このダイヤモンドのように、あなたのことを固く固くお守りします」という想いを込めた求婚の贈り物として、ダイヤモンドの指輪が女性へ渡されるようになったそうです。
▷婚約指輪にふさわしい輝き→→ダイヤモンドはなぜ美しい?その理由はこちら
婚約指輪の出番を増やす“重ねづけ”
婚約指輪と結婚指輪の両方を左手の薬指に着けることを「重ねづけ」と言います。その際は、結婚指輪を下、婚約指輪を上になるように重ねて着けるのが一般的。
婚約指輪と結婚指輪がきれいに重なることで、婚約指輪の出番も増え、より一層愛用できます。
▷身に着ける方の美しさを引き出す「重ねづけ」に特化したブライダルリングブランド→→優美な「セットリング」が豊富な京都発『NIWAKA(にわか)』
▷コーディネートの極意を学ぶ→→結婚指輪の「重ねづけ」組み合わせ特集はこちら
結婚指輪と婚約指輪を用意するタイミング
では、結婚指輪と婚約指輪は一体どのタイミングで購入すべきものなのでしょう。買うタイミングの違いもご紹介!
結婚指輪のあるべきタイミング
結婚指輪はふたりが結婚して夫婦になった証。多くのカップルが入籍日に間に合うように結婚指輪を用意しています。
一般的に結婚指輪は作成に約2カ月かかります。この期間を考慮しても、早めに用意しておくと記念の写真撮りも焦らず行うことができるので安心。
また、結婚指輪を早めに購入するメリットはたくさんあります。
例えば両家の顔合わせまでに用意し、ふたりで結婚指輪をお披露目するのがおすすめ。
ご家族におふたりの結婚する意志を視覚的に感じてもらうことができ、より一層安心を与えることができます。
結婚式のウェディングドレスを選ぶ際も結婚指輪との相性をみながら検討することができますよ。
結婚指輪は結婚式に行う「指輪交換」のために用意するものではなく、おふたりの絆を形にするもの。入籍日や結婚式までに…ではなく、夫婦になることを決意した時点で用意し始めることをおすすめします!
婚約指輪のあるべきタイミング
婚約指輪は「あなたを一生守りたい、一生添い遂げたい」という男性の決意の表れですから、男性の気持ちが決まり次第の用意になることがほとんど。
とくに、プロポーズでは婚約指輪は強い味方になってくれますよ。
▷婚約指輪の疑問を解決するにはコチラ→→【婚約指輪(エンゲージリング)の10の疑問を解決】
サプライズプロポーズの場合、女性に気に入ってもらえる婚約指輪を選べるか不安もあるかと思いますが、女性にとっては”男性が一人で自分を想いながら時間を作って選んでくれたこと”が何よりの宝物。
サプライズで婚約指輪を贈りたい、サプライズでプロポーズをされたいと言われている男性の皆様、自信を持って選んで下さいね。
▷女性の指のサイズが分からなくても大丈夫!→→【最新版】婚約指輪やプロポーズの方法
婚約指輪はサプライズが鉄則?
婚約指輪はドラマや映画などでサプライズで贈るシーンを良く見ますが、必ずしもそうとは限りません。
ふたりで一緒に婚約指輪を検討する場合もたくさんあります。この場合のメリットは、気に入るデザインを女性自身に選んでもらえることや、女性に合ったサイズのものを最初から購入できる点。
また、結婚指輪と婚約指輪を重ねて着けた時に綺麗に形が合ったり、もともと結婚指輪との重ねづけを想定してデザインされている婚約指輪もあります。いずれは重ねてつける結婚指輪まで視野に入れながら、婚約指輪を選ぶことができますね。
ふたりで将来の事を考えながら指輪を選ぶ時間も最高の思い出の1つになることでしょう。
結婚指輪と婚約指輪の相場は?
結婚指輪と婚約指輪のどちらもを購入される場合、相場や総額も気になりますね。では、結婚指輪と婚約指輪のリアルな金額をチェック。
結婚指輪と婚約指輪の平均金額
「2020年ゼクシィトレンド調査」によると、結婚指輪(2本分)の購入金額の平均は26.6万円、婚約指輪の購入金額の平均は39.3万円です。つまり総額は65.9万円。
しかし、こちらはあくまで平均相場です。
最も大切なことはリングに込められた想い。相場を参考にしながらも、おふたりの予算、好みにあった結婚指輪や婚約指輪を見つけてくださいね。
▷【年代別相場情報有り・相場に合致した結婚指輪のデザイン写真掲載】結婚指輪の相場について詳しく説明しています→→『結婚指輪の相場は?金額差の理由や年代別の相場まで詳しく解説』
やっぱり、結婚指輪と婚約指輪は両方用意すべき?
結婚指輪は購入する予定ではあるものの、婚約指輪は購入するべきかどうか迷う方も多いはず。
結婚式や新婚旅行、新しい住まいに必要な結婚資金を考えると、女性の方から遠慮する場合もあるかもしれません。
ですが、婚約指輪にはとても素敵な役割があります。そこで続いては、婚約指輪の役目や価値についてご紹介します。
女性が生涯で一度だけもらえる かけがえのない贈り物
婚約指輪は、“綺麗なダイヤモンドが留められた指輪”という単純なアイテムではありません。自分で買えるアクセサリーやジュエリーとは違う、女性が生涯でただ一度だけもらえるかけがえのないプレゼントが婚約指輪です。
最愛の男性から贈られる婚約指輪には、そのデザインやダイヤモンドの美しさ以上の特別な想いが込められています。何年の時を経ても、ふと婚約指輪を眺める度に当時の記憶や思い出が呼び起こされるような、そんな特別なアイテム。
婚約指輪は決意や愛情の形
婚約指輪は「あなたを守りたい」という男性の決意や愛情の表れです。言葉や行動だけでなく、形にしてその想いを伝えることができる唯一無二のプレゼントです。
女性の家族にも決意を示し、安心させる
また、結婚は家同士の付き合いが生まれるもの。
婚約指輪は「大事に育ててきた娘さんを大切にする」という決意を、女性の家族に示すことができます。女性を生涯守っていきたいという気持ちがわかり、男性への安心感や信頼を与えます。
家族の愛が始まり、代々引き継ぐ家宝となる
一生に一度の強い気持ちが込められた婚約指輪は、子どもたちにとっては父親が贈り、母親が身に着けたというかけがえのない強い絆が感じられるもの。自分の子どもにとっては形見になり、そしてそれは次の世代へと代々引き継がれていく家宝となっていくものです。
このような文化や習慣を、ヨーロッパでは『ビジュ・ド・ファミーユ』と呼んでいます。人の命はどうしても永遠ではないので、唯一永遠性のある宝石に想いや願いを託して次の世代に繋いでゆく、という文化のこと。
日本でも古くから、両親や祖父母の形見を身に着けたり大事にしたりするように、婚約指輪もその一つとして家族の愛が始まるものといえます。
婚約指輪は特別なアイテムだからこそ、贈られることによって金額以上の価値がうまれますね。
▷婚約指輪(エンゲージリング)は世代を超えて受け継がれていくジュエリー→→婚約指輪や宝石を、未来のご家族様に受け継いでゆく「ビジュ・ド・ファミーユ」
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結婚指輪と婚約指輪 まとめ
いかがでしたか?
結婚指輪(マリッジリング)と婚約指輪(エンゲージリング)の違いを知っていく中で、ブライダルリングとは形だけでなく、そこに込められた大切な意味もあることがわかります。
こちらを読まれた方が素敵な指輪選び、そして素敵な結婚生活を送っていただけますことを祈っております。
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